正ニ、民族系すーぱーノ鑑ゾ!
天晴レ!さにー向新町店!豚足ノ宝庫ナリ!
本6月11日未明、我ら九州愛足党・行動部隊は筑前深南部にてサニー向新町店と交戦状態に入れり・・・。
筑前の民族系スーパーの中で、特に福岡市を中心に隊列を敷くサニー。母胎が地元百貨店の老舗である岩田屋と、血筋もよい。店舗も美しく、中高級路線を狙ったマーチャンダイジングで店頭に陳列される商品もなかなかのもの・・・。
がしかし、その中高級路線こそが、我々愛足党の疑惑の対象となっておったのだ。
「福岡は支店都市である。そのため数多く流入する関門海峡以北出身の渡来系住民、の食生活様式に迎合した品揃えに変節したのではないか?(-。-)y-゚゚゚」
「いや、そんなことはない!ちゃんとホルモンも置いていると聞くが?(-ー;」
「しかしキッ○ー○ン醤油の陳列数が増えておるではないか!(-"-)」
と、愛足党内においても激烈な論戦が展開されたのであるが、百聞は一見。福岡市内でありながらいまだ農村風景が残るDEEP SOUTH、那珂川デルタ地帯に狙いを定めた。村落共同体的な風土と都市化による渡来系文化の波が混在化している南区・向新町のサニー向新町店である。
■最近開店したため外観も美しさを保っているサニー向新町店。臨検当日も近郷近在の善男善女で賑わっておったのである。
しかし我ら愛足党は精肉コーナーで、サニーの天晴れさに感動することとなった。なんと向新町店はホルモンの宝庫だったのである。シマ腸、センマイ、ハツ・・・そして豚足も品揃えが豊富。まさに民族系スーパーの鑑である!!(感涙)
■塩ゆでした生豚足は、福岡県嘉穂郡のマルマツ産業(株)製『塩味とんそく』が店頭化されておった。まずは及第点と言えようぞ。一足が半身になって2つで1パックである。価格は278円。料理法はレンジで2〜3分、もしくはグリルで焼目がつくていどに温めて食塩・酢醤油をつけて召し上がれ、とある。
■さて論議の的の煮込み豚足であるが、北九州市小倉南区の珍味のトクナガ製『豚 とん足』があった。真空包装で380円。原材料は醤油、グルタミン、みりん、砂糖、にんにく、胡椒、ゴマと一括表示にある。
煮込み豚足を正統として認めるか否かについては、「塩茹デサレタ豚足ニ塩胡椒ヲシテ焼キ、一味唐辛子ヲ大量ニ投下、若シクハ酢醤油ヲ散布シテ戴ク事コソ、攻略ノ正統ナリ」と党綱領では明記されておる。
■最後は「お肌にうるおいを与えるコーラゲンたっぷり」と効能書きが付された『豚珍美』。長崎県佐世保市の(株)丸協食産製で、298円。真空包装で、中味は豚足のぶつ切り状態である。製法は煮込みで粗挽き黒胡椒がまぶされている。
まずもって女性層に食い込もうという意図は我が党としても“推薦”ものである。しかし豚足の外観がほとんど判別しかねるようなぶつ切り状態で、なおかつ煮込みとくれば、やはり変節漢、迎合者の誹りは免れまい。
余談ではあるが。『愛足』とは、豚足をありのままの姿で愛でる滅私奉食の精神である。身を外し骨を一つ一つ自らの歯で解体しながら押し戴く・・・。東の空から昇る旭日を仰ぐが如く、清浄なる心がそこに求められるのである。(おぃおぃ)