2002.05.06 by 猛牛

先日、湯布院に行ってきたのであるが、そこで面白い焼酎販売店を見つけた。サイトで検索すると幾人かの方が実際に来店した感想を書かれていて、とても好評である。

店の名は『昔ばなし乃店・焼酎蔵』というもので、レンタルサイクルを借りに行ったら、そこのおじさんが同店発行の瓦版風引札をくれて、店の存在を知った。自転車のペダルを踏み踏みして店へと乗り込んだのだが、これがお土産焼酎単体のみならず、店舗としても極めて高度の商品化がなされているもので、とても感心した。

当日はデジカメを家に置いていたので、画像が撮れず(T_T)。正直、焼酎に関して言えば、豊後市内から湯布院への道のりにあまり期待していなかった。が、大いに誤算をぶっこいてしまったのだった(^_^;)。

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さて、店内内装については、上記リンクより公式サイトでご覧いただきたい。素朴にデコラティブな商品そのものがドン!と集合したことも相まって、正直なところ棚割が雑然として商品が見にくく、それぞれの銘柄の分別がはっきりしづらいのが難点。しかしながら、全体としては湯布院の空気に合致させたイイ出来だと思ふ。

わてが感心したのは、店もだけんども、商品そのもののパッケージの良さ、上手さ。下記にパッケージング分解の連続画像をご覧いただきたい。

墨一色刷りの外袋の口には、竹を薄く切ったものに切り込みを入れて、外袋の縁を噛むようにして留める。
中身は久家本店さんの麦焼酎25度。飲み比べた中では、これが一番麦らしく香ばしい味わいだったので購入。
この単品パッケージも秀逸。竹の皮を使ったもので、とても凝っている。既製品の瓶を美味く化粧させている。
手提げ袋もこれまたいい出来である。ほんとによくイメージの統一が出来ている。徹底した商品化に感心至極。
というわけで、それぞれのパーツを分解しながらご覧いただいたのだが、本当に上手い具合に商品化されている。

とかくお土産焼酎と言えば、ゴツゴツした大柄の陶器だったり、柄物の瓶なんかに入っている、器だけ特化した商品という感があった。実際に湯布院の他の土産物屋では、

石仏の頭

だったり、ご当地民話の主人公姿の入れ物だったりと、まさに“定番”が並びまくっていたのだった。

しかし、この『焼酎蔵』さんの商品は、お土産焼酎の既成概念をキレイさっぱりぶち破って、湯布院らしいというか、新たなお土産焼酎の貌を見せてくれていると思った。

中身についても、店員さんの話だとほとんどの商品が常圧蒸留だということだ。外観のみならず、製品そのものについても差別化のポイントを押さえているという感じ。実際に画像の麦焼酎にしても、麦の香ばしさがブゥ〜〜〜〜ンと漂う常圧らしい美味さを持っている。一口飲んで、わては気に入ってしまいましたです。

こういう商品なら、まず自分のために買いたいと思うもんなぁ〜。そう思わせるのが、お土産焼酎として、とても大切という気がする。石仏の頭なんて、貰っても困っちゃうのよねぇ〜、使い道無いから(^◇^;)。

さて、最後にもうひとつの分野、醤油のパッケージデザインをご覧いただきましょう。これもよく出来た商品です。これだったら、お土産として渡しても恥ずかしくないもんなぁ。ほとほと感心しまくりの湯布院の焼酎&醤油お土産店でした。


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