2002.05.06 by 猛牛

(ある町の神社の縁日)

さあ、さあ、さあ、上の罫線から下がっちゃ、いけないよ・・・って言ってたら、後が読めないか。

さあて、盗用、いや御用とお急ぎで無い方は、ちょいとお時間を拝借! 今日ご覧いただく器たちは、さる南九州のご協力者から送付いただいた、ぬぅあんとも歴史的な大衆的名品の数々だ! ね。そんじょそこらにあるモンとは、訳が違うってんだ、これは!!!

ある酒屋さんの奧にスヤスヤと眠っていたものだが、今回は大サービス! ど〜んと公開しちゃうからね。・・・そこのオヤジさん、持って行っちゃだめっすよ、持って行っちゃ

(回りの客、ドッと笑う)

さてと、私が、こうエラソに言ってもだぁ〜。なんちゅーか、あまりにも年代物、大衆雑器の王道と申しますか、民陶滅びの美学ちゅーか、由緒がさっぱり解んないだな、これが!

で、皆さん方がもしご存知ならば、ぜひご一報いただきたいってんで、今日じっくりとご覧いただきたいと思います。見上げたもんだよ、酒屋の暖簾。無粋なもんだよ、理屈の屁理屈ってね(爆)。

1
『屹起』(ゴツトキ)の徳利。

裏には「宇土町 ○田酒店 電話四七番」の文字有り。熊本県ですよね。でも、電話番号からしても、相当の年代ものみたい。

縁起は知れず。

2 『池亀』の徳利。

「酌めども 尽きず 
 飲めど 乗らぬ 池亀の □」
とある。最後の一文字は“和”か。読みきらんったいねぇ・・・

縁起は知れず。

3 『南海食品』銘・酒盗徳利。

おはら節の一節が入ったもの。安定感のある広めの高台と重心の低いボディが魅力。

縁起は知れず。

4 大和一酒造さん『古酒日本』徳利。

裏には「球磨ひとの 酒に止むは あな惜しく日の本の 酒と育てし 球磨焼酎日本」とあり。

度数表示のシールも色褪せて、相当の年代ものの雰囲気。

縁起は知れず。

5 宮崎県外山酒造さんの『浮世絵徳利』。25度の180ml商品。

裏ラベルに製造年月日あり。昭和52年(1977年)2月8日。25年前の作品と、唯一年代特定可能だったもの。

縁起は知れず。

6 『陶器のタナカ』ラベラ付徳利。

底に値書きのラベルが付いたもので。価格は600円か。

「俺に まかせろ 心配するな」という泣かせる文句が染め付けられている。今時はほんに死語であろう。

まさに大衆的懐古主義作品である。

7 もぉ〜、まったく正体不明の作品。

わてに草書解読の素養がまったくないのでお手上げ。全体の古色といい、底の焼けこげた様な痕といい、これも相当の年代ものの様。

縁起はさっぱり知れず。

というわけで、ご覧いただきました各作品でございますが、皆様、いかかで御座いましたでしょうか。

もし縁起御承知置きの物ありましたら、ぜひご一報いただきたく御願い奉ります。本日この縁日にまかり出ました、わたくし、焼酎フーテンの牛(ぎゅう)と発しますm(_ _)m。

♪俺ぇが 居たんじゃ お嫁にゃ 行けぬぅ〜〜

■追補
番号
品名
鑑定・検証
大和一酒造さん『古酒日本』徳利 この徳利については、球磨焼酎を探究されている『焼酎盆地』のSASANABAさんに寄贈し、鑑定および検証をお願いしました。そしてこの徳利に関する極めて詳細な事情を解明していただきました。ありがとうございました。
http://www.linkclub.or.jp/~amana/2/f-Solnhofen05.html

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