2002.03.29 by 猛牛

春3月は、旅立ちの季節である。

全国各地で桜が突如として狂い咲いているそのさなか、薩摩よりひとつの荷が届いた。鹿児島支隊のGEN隊員からの品だった。中を開けると飛び出してきたのが、大口酒造協業組合さんのT-シャツである。

胸元を見ると「30th ANNIVERSARY」のロゴ。同組合は昭和45年(1970年)8月、大口市と菱刈町の11の焼酎蔵が結束して、製造から販売までを一貫して行なう協業組合として発足している。その時に設定された統一銘柄が「伊佐錦」だった。

で、このT-シャツだが1999年に創立30周年を記念して制作されたようである。

ところで、表から見ると一見何の変哲もないようなただのT-シャツなのだが、なぜ「器」の本稿に登場願ったかという理由が、これである! わては一目見て、ぶっ飛んでしまった!
「伊佐錦ロゴ」の下部にプリントされた“十一言絶句”! 好きだねぇ〜わては、こういうセンスが。小綺麗な、デザイン化された意匠、装飾を廃して、焼酎造りの思想をキッチリと11文字に収めて、無骨に背中で語らせるというノリ。これが、ぬぅあんとも男の酒って感じがぷんぷんに漂って、わては“一目惚れ”してしまった(爆)

そしてこの言葉は造り手のものとしてだけでなく、その精神はわれわれ飲兵衛にも通じることではないかと、わては感じるんであります。

男は黙って“背中で伊佐錦”

って、どこかの麦酒会社の古典的コピーではないが、わてに息子が居たら、これを着て背中を見せながら、ぐびぐびぐびぐびっ、とあえて寡黙にお湯割りを酌み交わしたいところだ。

「焼酎を究むるに奥義無し」・・・と言葉で語るのではない、焼酎を飲む気持ちを、人生を、父は背中で語るのだっ、それでいいのだぁ〜。(と、バカボンパパ。今夜も染みるねぇ)

ぬぅあんて感じのこのT-シャツは、焼酎飲んごろのひたむきな愛飲精神をくるむ「法器」と申し上げて過言ではない、まさにまさに瞠目のアイテムである。

◇   ◇   ◇

というわけで再び・・・春3月は、旅立ちの季節である。

この度、GEN隊員は人生の新たなステップを踏まれるということである。GEN隊員とは計3回の飲み会で顔を合わせただけだが、極めて意気投合。いろいろと薩摩の楽しい話を聞かせてもらったものであります。GEN隊員の今後のご活躍を祈念しております。

GENさん、T-シャツありがとう。また機会があったら飲みまっしょ!

がんばれ、GENさん!

ではでは(^_^)v


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