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■評者雑感
●当該銘柄について: その時、福岡県酒造組合のページで蔵元紹介を見たとき、女性6人(+男性1人)で運営されているとあって、おもわず「よよよよよ!(@_@;)」と酒造美女が大量に御存在遊ばされているのではないかと気になったもんだぁ。 この品については、わての故郷・北九州市に住む知人から連絡があり「あんた、粕取好きやったちゃない? 送るわ」と寄贈いただいたもの。 無法松酒造さんは明治10年の創業で、場所は小倉南区のさらにさらにDeep South=カルスト台地として知られる平尾台の麓にある。わてがガキの頃は、よく生まれ在所の八幡東区から自転車に乗ってサイクリング、平尾台の頂上から逆落としに曲がりくねった急勾配の道を駆け下りていた。気持ちがよかロケーションである。 さて、蔵の名称でもあり商標である『無法松』だが、これは昭和14(1939)年11月号に発表され、後に『オール読物』にも掲載された『富島松五郎伝』の主人公“無法松”に由来する。 無法松は、北九州もん(狭義の北九州市出身者)にとって、若松の玉井金五郎と双璧、いや一番のヒーローと言える存在だ。 無法松が暮らした小倉北区の隣町、八幡東区で生まれ育ったわてに、小倉祇園太鼓で“乱れ打ち”を披露する機会は永遠に訪れることはない。けれども、無法松は他区に住む地元民にとっても思い入れ深いキャラクターなのである。
作詩 吉野夫二郎 作曲 古賀政男 軍人の未亡人である吉岡夫人に当時最下層の職業だった人力車夫の無法松が抱く、実るはずも無い純な恋心。それは数多の焼酎美女へ恋慕の情を抱きながらも決して成就することがない不純な我が身に重なってくるんであ〜る。そこが無法松がいまだ愛される理由だろう。 「ぼん。ええかぁ。おいちゃんが飲んでみるけ。乱れ飲みじゃぁっ!!(-"-)/」 ●ボトルデザイン: ●香り: ●味わい: 香りと同様、スーーーーーッと喉の奥に入っていく。口に含んだ瞬間に、ちょいと味の膨らみ(良い意味での雑味)を舌の両側で感じるが、含み香の爆発はあまり無くさっと鼻から抜ける程度で落ちつく。上品だ。 清酒蔵さんでよく聞くお話だが、やはり「食中酒として料理を邪魔しない」焼酎という主義が貫かれている印象がある。女性6人が造ってらっしゃるということも感性として影響しているかもしれない。 蒸篭+籾殻使用のド正調粕取派にはもの足らないかもしれないが、「吟醸香が強いのはちょっと(^_^;)」という方には入門用としてお勧めできる品だと思う。 ●レッドブック度: 北九州市には現在二蔵しか蔵元が現存していない。東区にある溝上酒造さんは02年に粕取探索で一度訪ねたことがある。しかし、無法松酒造さんの蔵は未見。酒造美女と思しき女性6人(こだわるねぇ)がどのような造りをされているのか、一度拝見したいもんだ。
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