2005.04.12 by 猛牛

先日、佐賀県唐津市の鳴滝酒造さんへお邪魔する道中のこと。カネゴン隊員から、彼の勤め先の近くにある博多駅内の居酒屋で福岡県の清酒のキャンペーンをやってまっせ!との情報を聞いた。

02年夏以来の正調粕取焼酎探索の結果、そして栃木県にある相澤酒造御息女・相澤晶子様との出逢いがまぁーぬぅあんとも決定的になって、皮肉なことに焼酎サイトが「清酒の再認識と御愛飲促進」をもう一つのテーマとしてしもうた。

ちゅーわけで、カネさんの話では割引券を持っていけば1割引で筑前の酒が飲めるちゅーので、カネさんが知り合いから貰ったというビラを分けていただき、昨夜ひとりでホィホィと行ってきた。

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「日本酒キャンペーン 〜福岡県のお酒を楽しもう〜」というタイトルの、この催し。博多駅博多口中央にある居酒屋「PAPA THOMAS」で行われている。店に入ると、奧にこの催事の横断幕がぶら下げられ、テーブルには筑前の清酒の一覧表が置かれていた。

店員さんに言って一枚貰ったのだが、ぬぅあんと店に置き忘れてしもうた(T_T)。リストを全て挙げられないが、以下は昨夜わてが飲んだ4銘柄についての話である。

オーダーすると1合入る大きめの「蛇の目」で出てくる。ツマミは「漬物盛り合わせ」「蛸わさび」「鰹節山盛り冷や奴」「薄切り鴨肉の生春巻き」という、清酒の味わいを堪能するための淡泊な酒肴で統一・・・と言えばサマになるが、実はすべて単価400円以下という価格で選んだ。財布、キビシイのよねぇσ(*^^*)

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(1)『初吉野 吟醸如水』  石蔵酒造  500円

最初にオーダーしたのはこれ。『初吉野』は思い出深い酒だ。

大学生だった頃、同郷の超酒豪だった親友が福岡の大学に入学し、これに遭遇。「辛口でスッー!と入る。旨い!」と絶賛していた。甘い清酒が苦手だったわても『初吉野』にぞっこんとなって、学生時代はこればかり飲んでいた。

当時買うなら二級酒を買っていた。特級などよりも旨かったからである。いまで言う端麗辛口という世界だろうか。スイスイ飲めて何度も足を取られた。

久しぶりに口にした『初吉野』だけど、あの頃の味わいを思い出したにゃあ。吟醸とは言ってもイヤったらしい吟醸香はまったくと言っていいほどなく、媚びていない。すっきりとした味わいは変わっていないようだ。旨い。

スイスイ加減は相変わらずで、口を付けて一分足らずで飲み干してしまった。(せっかちだねぇ・・・)

(2)『繁桝 博多一本〆 特別純米』  高橋商店  500円

わては味音痴なので、吟醸系を飲んでも“牛に真珠”。だから純米か上撰を買う。そこで次に定評ある『繁桝』を飲ってみた。

先ほどの親友だが、後年「清酒を飲んでいると、やっぱり最後は甘口に還るね」と志向の変化を語っていた。学生の頃は辛口を飲んでいたわてだけど、最近はボディがあるちゅーか、腰がどっしりした男酒も好きになってしまった。

『繁桝』はやや甘口で口に含むとどっしりとした味わいがあった。旨いね、旨い。

(3)『比翼鶴 耶馬寒梅 純米』  比翼鶴酒造  400円

食中酒として味わうならこれだな、と比翼鶴さんの『耶馬寒梅』を一杯。

料理との相性というかコラボレーションを念頭に酒造りに励む比翼鶴さんらしく、料理の滋味と酒の滋味がしっかりと味わえる。とても柔らかな酒だ。鰹節をまぶした冷や奴を「もぐもぐむにゅむにゅ」とやりながら、『耶馬寒梅』を「にょっにょーーむにゅぅ〜」と口中に流し込むと、もうタマラン。

どちらかというと、繊細な味わいの料理と飲るときに、ベストなマッチングを生むという上質な感じ。こうやって飲み比べてみるのも佐賀の『nom.』以来だけど、清酒もいいなとしみじみ思う。

(4)『黒田武士 にごり酒』   大里酒造  400円

さすがに四合目となると、頭がホンワカしてきた。最後の一杯はわてが大好きな濁り酒で〆る。

この嘉穂郡にある『黒田武士』も、先の親友が営業マンとしてこの地区を回っている際に発見し「旨いぞ!」と絶賛していたもの。さっそくオーダーしてみた。

ああイイわ、これ。旨い。美味しいよ。

濁り酒での出品は一社だけなのだが、なにか理由があったのかと気になる。濁りは度数が高く、その分アル添だったりしてちょいと刺激があったりするもんもあるが、これはまったくスムーズに腹に収まる。嫌味が無い。

飲み干すと、小さく砕けたもろみの米粒が底に溜まっていた。もったいないので・・・舐める。エエ気分。

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チェックだが、筑前の清酒4合とツマミ4皿で、合わせて2800円強! 割引券を使って無くても3000円だ。清酒もこれくらいの価格ならもっと気軽に飲めるのになぁ。この催事、リーズナブルに飲み比べを楽しみたい向きには最高。

今月末までの開催である。筑前在住の方はぜひに。


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