商品名 仙巌園・原酒
種 別 乙類35度 720ml
製造元 未詳
発売元 鹿児島県鹿児島市吉野町 仙巌園
10月合評会の第2弾。鹿児島市内にある全国的な名所「仙巌園」でのみ量り売りしているという「仙巌園・原酒」。仙巌園に実際に行かなければ購入できないという珍品。芋の長期貯蔵品で、原料はさつまいも+米麹。猛牛が勤める会社の鹿児島の出先の後輩に頼んで購入してもらい、供出した。

今回の合評には新隊員のわらすぼさんが初参加した。


猛牛:さて、次はわて供出の『仙巌園・原酒』ですばい。

隊長:聞いたこと無い、銘柄だね?

猛牛:実は「仙巌園」ちゅーか、「磯庭園」でのみ量り売りしちょる銘柄なんですたい。じゃけぇ、鹿児島まで行かんと買えんちゅーもんです。長期貯蔵ものです。

隊長:凄いね、そりゃ。これは25度?

猛牛:えーと、35度ですばい。

隊長:なんでか不思議に35度って度数は美味いんだよね。では一口、…………飲みやすいよねぇ。高い度数とは思えない。

むき:匂い嗅いだら、一瞬米かと思いましたけど、飲んだら芋でしたね。お酒が変わったのかなぁ。

ほた:お酒が変わったんじゃなくて、自分が変わったんじゃないですか?(爆)

隊員一同:ははは(爆笑)

隊長:ちょっとお湯割りにしてみるかな。・・・どうですか、わらすぼさん?

わら:35度ですか。度数が高くなるほどアルコール臭が強くなってきますからね。

むき:そういう時はお湯割りにした方がよかったりするんですよね。

わら:ええ。これはお湯割りがいいという気がします。

猛牛:お湯割りが良かちゅー感じですわ。

わら:度数高いと割って飲めますが、低いのは濃くはできませんからねぇ(爆)

あげ:ですよねぇ。

隊長:一般論だけど。最近は、なんかお湯で割ると薄くなるだけで何飲んでんのか、わからないのが増えたなぁ。サラーーーーッとし過ぎて。

わら:1升を5:5とか6:4で飲むと、1升が2升になるやないですか。だから1升無くなるのに時間がかかる。でも、生で飲みやすくすれば、1升が1升ですぐ無くなるから、そういう軽い焼酎というのは、販売戦略かもしれないですよ。なるべく飲みやすく、軽くするみたいな。

隊員一同:なるほどぉ〜(爆)

隊長:言われてみれば、そうですよね。そっちの方がさばける。

わら:それとやっぱり、関東や関西に出そうと思うやないですか、だからそういう頭もあるとお思います。

隊長:だから、どんどんマイルドに、マイルドにしてしまうと。

わら:都会の人には飲まさなくていい・・・なんてね。

むき:すいません。わたし、東京もんです(^_^;)。

隊員一同:ははは(爆笑)

わら:先日、ある店で見てたら、「芋の匂いのしない芋焼酎くれ」って客が来てて。横で見てて思ったけど、それだったら芋焼酎を飲まなくていいじゃないかって(爆)

隊長:ほんとほんと。どれ飲んでも変わらんちゅーに。

むき:話戻しますけど。これってロックにしても味が壊れないですから、造りとしてはしっかりとした造りなんでしょうね。

猛牛:わても、そう思いますばい。

あげ:なんかねぇ、度数が高いから、胸のとこに、こぉ・・・くぅって来る。

ほた:くぅ!って(爆)

隊長:これは甕貯蔵したような、味がするなぁ。そう思わない?

わら:ええ。確かに貯蔵酒という感じはありますよね。

猛牛:独得のとろみを感じますばいねぇ。

あげ:うん。とろみが少しあるよ。

隊長:そうそう。ほのかに感じるねぇ。

わら:長期貯蔵って何年くらいでしょうねぇ。4〜5年かなぁ。

猛牛:年数ははっきり聞いとらんですばい。

隊長:あのさ。これって、飲んだ後にザラみっていうか、そんな感じがしない? 後味。

猛牛:雑味を感じるちゅーところですかい?

隊長:いろいろな風味がするっていうか?

猛牛:重層的なシンフォニーのようなオーケストレーションを感じる・・・

ほた:協奏曲?(笑)

猛牛:Qさん、いかがですかい?

:あ・・・はい・・・。

隊長:はい(笑)

:あの・・・あまり・・・自分の好みではない・・・ですね。少し風邪気味っていうのもあってですね・・・。正しい評価ではないかもしれません(*^^*)。

猛牛:Qさんは、どっちかちゅーと、樽の長期貯蔵系がお好きですたいね。

:そうですね・・・どっちかというと。

隊長:嗜好品ですからね、それぞれの好みが当然出ますからねぇ。・・・・これ、ロックでちょっと置いておくと、甘味が出る。

ほた:そうですか?

むき:それまでの香りの中に、ようやく芋の香りが姿を見せるっていうか。

ほた:ということは、ちょっと置いた方がいいですかねっぇ。薄めた方がいいのかなぁ。

むき:湯冷ましが一番良かったりするかもしれない。

ほた:・・・・・・・・・・・あ。ほんとだ。香りがしてきた。ぜんぜん、さっき飲んだのとは違う。

隊長:35度の割にはほんとに飲みやすいですね、これは。

わら:ロックだと、なおさらイケますよね。冷たくすると味が隠れるでしょう? だからロックだと飲みやすく感じるんでしょう。

むき:逆にお湯割りにして香りを出した方が出ますね。最初どことなくフルーティーさというか香りがあるんですが、その芋らしさが出るのはお湯割りにしたときかな。

わら:お湯にすると隠れていた個性がわっと出てきますよね。

隊長:基本はお湯割りと言いますよね。

むき:ええ。鹿児島の方はおっしゃいますね。

猛牛:では、次ぎに参りますばい。

隊長:行きましょう、行きましょう。


名前
評価(5段階)
コメント
隊長 ★★★★ 35度の割に生でも飲みやすい。お湯割りにすると香りも立ち上がって良い。ただし、このやさしさは不満。もう少し芋の個性が欲しい。
あげまき ★★★ 35度にしては、生でも口当たりがやさしく飲みやすい。後味もすっきりしている。でも、やっぱり強い。芋特有の香りなし。甘味も強い。お湯割りは甘味が強く出てくるが、アルコールの匂いが鼻につく。
猛牛 ★★★★ よか香りである。口に含むと枯れた味わいがする。納屋に積み上げられた干し草の乾燥した・・・なんて冗談抜きに思った。口に含むと甘さがいい感じ。度数を感じさせないまろやかさと軽やかさ。生・ロック・お湯と、どれもわての好みだが、お湯は後味の甘みがさらに広がる。芋の長期貯蔵は、芋の香ばしさや甘味がどうしても落ちついてしまうので、その枯れ具合が評価の分かれ目と思う。総評=美味い!
荒馬 ★★ 芋の香りがどちらかというと少ない。アルコール的な香りがかすかにする程度。お湯割りにすると少しツンツンして飲みにくくなる。ロックにした方が刺激が少なくなって、まぁ飲みやすい。あまり好みではない。
★★ 度数が高いせい? 生で飲むと芋とは分からない。ロックにしてもさほど変わらない。お湯割りにしてもあまり変わらない。今日すこし風邪気味のせいだろうか?もっと芋の香りが欲しい。前の黒伊佐錦が良いと思うのは、ミーハー(古い?)
ほたて 生で口にし初めだけ、香りがしておいしいと思いましたが、お湯・ロックと飲むほどにアルコールっぽくて、好きじゃない。隊長の言われた通り、ロックでしばらく置くと香りがする。
むきたまご ★★ 香りを嗅いだ時は、芋でもなく米に似たようなフルーティさに近いものがある。飲むと確かに芋。その状態はロックにしても、さほど変わらないため、造りはしっかりしているのではないか。お湯割にすると香りの中に「芋の香り」が姿を見せる。よく出来た焼酎だが、個人的には??
わらすぼ ★★★ ■ストレート→高度数貯蔵酒らしい多風味。後味が引きすぎる。
■ロック  →静かな風味が広がるが、やや物足りない。
■お湯割り →
goida ★★★ あっさりとしたラベルですが、「名勝」の文字が好きです。味も独特ですよね。香りも華やかで。なんだかバナナを食べているみたいですね(笑)。お湯で割ると柔らかくなりすぎて弱い気が・・・。これは生でちびちびやると良いのかなぁといった感想。

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