佐賀県唐津市神田。市街から少し山に入った鳴滝酒造株式会社前に広がる風景
2003.05.04 by 猛牛

■『ヤマフル』試験的醸造再開のご縁で、急遽唐津市へ!

唐津市の正調粕取焼酎『ヤマフル』。10数年ぶりに再開された醸造のすべてについては、鳴滝酒造株式会社の専務、古舘正典氏のご協力によって、そのレポートを当サイトで公開させていただいた。

が、しかしである。メールとデータのやりとりのみでは、古舘氏がご決断されたその気迫ちゅーか、思ひちゅーか、そのLIVEなムードちゅーのが皮膚感覚としてガツン!と来ないのは確か。そこで、やっぱ実際に蔵へと突撃し、全身を耳と目にせにゃならんなと、衆議一決したわけだわさ。

連休初日の4月末、わてら『ヤマフル』特別攻撃隊は電車に乗り、福岡市営地下鉄からJR筑肥線を西へ! 唐津市へと向かった・・・。

今回、蔵突入に従軍したのは、隊長、「粕取まぼろし探偵団」の同志・けんじさん、そして同じ蔵元として今回の試験的醸造再開にとても関心を持ち、ぜひ古舘氏にお会いしたいと遠路宮崎より参戦した渡邊酒造場渡邊幸一朗専務の4人である。

■回りを山に囲まれた、静謐の蔵・・・鳴滝酒造

鳴滝酒造さんは、唐津駅前から車で5分足らず。しかし、回りは小高い山と緑に包まれた、閑静な場所にある。建物の背後には、山が迫るほどだ。

古舘氏から伺った話では、豊臣秀吉が茶会用の水を取ったという伝説もあるほどに、良い水の湧くこの場所に蔵を移す際、古舘氏の父親たちがこの山を切り開いて敷地を作ったといふ。もともと蔵は唐津駅前にあったそうだ。

わては、昨年夏に2度ほど家人とここを訪れていた。それこそ『ヤマフル』を買うこととお話を伺うつもりだったが、ちょうど蔵は休みで誰もいなかった。でも、こういうご縁で実際にお会いすることになるとは、その時は想像もつかなかったなぁ・・・。

というわけで、本道から入って坂道を上ったすぐ脇にある事務所へとお邪魔する。

昨年は、誰もいない室内を玄関ドアから覗いただけだったが。やっとこの中に入れるんだ、という思いがよぎる。そういえば、蔵の近くの酒屋さんでgoida隊員とデッド物を買ったなぁ・・・。

「もうすぐ参りますので、応接室でお待ち下さいませ」

と事務の女性の案内で奧へと通された。

■事務所壁に掛けられた、鑑評会金賞受賞の賞状の数々!

応接室に入る。と見ると、壁には賞状がドン!と掛けられていた。

さて、日本酒愛好家の方ならご説明の必要も無いのでは? 鳴滝酒造さんは、清酒の世界でもともと超有名である。国税庁醸造研究所の主催による全国新酒鑑評会で九州初の6年連続金賞受賞という誉れの蔵だ。

実際、わての知り合いの某蔵元さんは、「鳴滝さんみたいな酒を造ってみたい」としみじみと語っていたくらい。

宮崎より参戦したけんじさんは清酒にも造詣が深いが故に、鳴滝酒造さん訪問は以前から関心の的であった。けんじさんに『ヤマフル』特別攻撃隊への参加要請を行ったら、ありがたくも多忙中の時間を割いて勇躍肥前へと歩を進めてくれた。

クソ熱い炎天下の肥前や筑前を粕取求めて徘徊したもう一人の同志、goida隊員もぜひとも同行して欲しかった。誘いをかけたかったが、現在彼は日向においてお慶びの花婿修行中である(^_^;)。無理に誘うのも失礼だと考えて、“赤紙”は出さず・・・。

と、ドアの向こうから足早に駆けてくる人の気配がしてきた。古舘正典氏か。

いよいよ、ご対面ぬぅあんである!


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