【神無月・壱】
Power To The MANNEN!

2003.10.25 by 猛牛 撮影:SASANABAさん+Sさん


(BGM:SAM COOKE「Having A Party」)

ここは千葉県市川市。仕込みの合間を縫って関東を訪問した渡邊専務を迎えて、10月17日、ある居酒屋で酒宴が行われました。集ったのは関東にお住まいの、『萬年』のファンの方々です。

参加者は16名。いずれ劣らぬ焼酎好きが集まりました。

渡邊専務「関東にお邪魔したのは、6月の横浜焼酎委員会のイベント以来です。『萬年』を応援してくださる皆さんとこうやってお会いできるのは、とってもうれしいですよ」

参加者の顔ぶれは、性別、年齢、さまざま。大学生やOL、大手企業の管理職者まで、いろんな立場の人々が、渡邊専務との歓談を楽しみ、酒杯を傾けます。

参加者にお話を伺ってみました。一度蔵にもお邪魔したことがあるという方です。

くーろんさん「とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。普段は外で飲む事のほとんど無い私ですが、あのようなのんかたならいつでも参加したいと思いました。渡邊専務の人柄が、場の雰囲気をとても心地よいものにしていたのでしょうね。あっ、もちろん焼酎の味もですが」

くーろんさん「開始早々は、渡邊専務も少し緊張気味のように見えました。始めは隣の席でしたので、色々と話すことができました。今年の夏に蔵にうかがった時の想い出話やお子さんのこと。そうそう、後輩の大学生たちとの会話は良い兄貴ぶりといった感じでしたね」

今回お会いするのが二回目というくーろんさんが見た渡邊専務の印象とは?

くーろんさん「専務の第一印象は『よかにせ じゃが』ですかね。同じ宮崎県出身ですから親しみやすさももちろん加わりますが。年上からも年下からも慕われる、そんな人柄を感じます。謙虚さもあり、頼りがいもある。しっかりとしたバランス感覚を持ってらっしゃる感じですね。

ともかく。夏に田野にうかがい、蔵の皆さんにお会いしてから、『萬年』がよりいっそう好きになりました。“宮崎の焼酎は優しいから”といわれ続ける中、こんな芋もあるんだ!と、とても嬉しくなった一品、それが『萬年』なんですよ」

専務をはじめ、渡邊家の皆さんが造られた焼酎が実際に飲まれる現場を、地元だけでなく、関東でこうやって目の前にする・・・そのお気持ちはいかがですか?

渡邊専務「ただただ、うれしいの一言です。自分は学生時代も含めて7年間関東に住んでいましたけど、うちの焼酎を関東の方が飲んで『うまい』と言っていただけるとは夢にも思いませんでした。学生時代に飲み会で同級生に飲ませたら、凄い臭いだって最後まで瓶の中身が残っていたもんです。焼酎屋続けてて良かったなと、つくづく思いますね」

ふと会場を見回すと・・・。ぬぅあんと言うことでしょう、あの方も同席されているではありませんか!

球磨焼酎サイト『焼酎盆地』を管理しているSASANABAさんです。球磨焼酎のみならず、いろんなお酒を嗜まれるSASANABAさんですが、今回のご参加はいったい?

SASANABAさん「渡邊専務とは、6月に一度お会いして、また再会ということで楽しみではあったんですよぉ。いやぁ、じつはさらにですね、“ある新聞社”からこの会を取材してくれって頼まれたこともありましてねぇ。その新聞社の“主筆”は、宴会の幹事さんが焼酎愛好の美女をたくさん集客するということを事前に察知したようです。で、美女画像をぜひとも押さえてほしいと強力な要請があったわけです。幹事さんも美女情報が漏れることには細心の注意を払っていましてね。互いにスキを狙い合う命がけの取材であった、ということが言えるでしょうかね」

ん〜〜〜ん。“新聞社”が激撮を要請したことが、納得できますね! ピューリッツア賞物です。

右は、あの芋焼酎愛好美女集団として名高い『芋っ子倶楽部』の東京支部長さん。蔵にもお邪魔したことがあるほど、熱心なファンです。

かわいい若年焼酎美女の両脇に、強引に居座っているよーーに見えるのは金剛力士像、ではなく、とある大学で勉学に勤しむお二人。

彼等は『萬年』を飲むだけでなく、醸造にも深い関心があるとのこと。二人は、ついに宮崎県田野町にお邪魔し、蔵で焼酎造りの勉強をすることが決定しました。教室で学んだことが、実際の現場でどのように発揮されるのでしょうか。

二次会も無事に終了し、皆さんで記念撮影です。楽しかったひとときも終わり、家路を辿る時間となりました。

ところで、今回宴席の場を提供していただいたのは、千葉県市川市の行徳駅前にある旬菜料理『そう』さん。社長の早川文康さんは「渡邊専務は思っていた以上に若いですね!」と驚きの表情です。お店では『萬年・35度』がお客様に特に好まれているそうで、関東でもコアな『萬年』ファンが着実に増えている事が実感されます。

渡邊専務「僕がお邪魔するということを、社長はじめ従業員の皆さんもとても楽しみにしていただいたようで、感謝しています。料理もたっぷりと用意していただき、参加された皆さんも満足していただいたようで、うれしかったです。ありがとうございました」

地元、宮崎県田野町での需要でさえ極めて厳しい状況にあった、昨年までの『萬年』。

SASANABAさん「宴席の途中、渡邊専務は、大学を出て東京で映像の制作をしていた頃の話をし、そして次に、自分の代で潰す悲壮な覚悟で蔵に戻ったことなどを話していました。一同真剣に聞いていましたよ。とくに、焼酎蔵への就職を希望している学生さんたちは、どんな思いでその話を受けとめていたんでしょうか・・・」

しかし、今年、2003年からは、徐々に広がりを見せています。今回、千葉県で行われた宴会は、規模自体は小さなものではありました。しかし、『萬年』ファンの広がりをしっかりと感じさせるエピソードと言えるのではないでしょうか。

造り手、売り手、飲ませ手、そして飲み手・・・。それぞれの立場にある人々、一人一人の力は小さくても、気持ちが通い合うことによって大きな力になりえる、そんなことをふと想った一夜となりました。

(BGM:PLASTIC ONO BAND「Power To The People」)


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