萬年歳時記
展示台
【師走・弐】
Winter in Tano

2004.01.12 by 猛牛


宮崎県田野町の冬。その本番は、寒風“鰐塚颪”が町に吹き下ろし、名物『大根やぐら』に、穫れたての大根が干される頃です。

しかし、今年は冷夏、そして暖冬という、思いもしない気候変動が襲ってきました。

渡邊専務「今年はなかなか寒くならなくて、やぐらに大根を干し始める時期が遅かったようなんっすよ。しかも干し始めるとすぐに霜が降りたので、農家の方は大変だったのではないでしょうか」

渡邊専務「干し大根は凍ってしまうと味が悪くなってしまうらしく、霜が降りそうなときにはシートを被せたり、やぐらの中でストーブを焚いたりしているようです」

干し大根づくりに丹誠込める農家のご苦労。これは焼酎造りにも共通するものかもしれないと、このやぐらを見ていて、ふと思いました。

それにしても、この大根の数、そしてやぐらの大きさ。凄いですね。大根を掛けていくだけでも大変な作業であることが、想像できます。ちょっと気が遠くなりそう。
渡邊専務「しかし、この時期の田野は、町中のやぐらに真っ白な大根が所狭しと干してあるので一見の価値ありだと思いますよ。自分もこの時期の風景は好きですねぇ。やぐらを見ると、冬が来たんだな〜と思いますよ。」
冬の風物詩、『大根やぐら』が、田野町のあちらこちらで見られる頃、渡邊酒造場では、平成16年秋からの仕込みに向けた準備が、進んでいました。

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