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先日アップした「『行ってこい 八千代伝』の向こう側」の冊子、実はある酒販店の大将にその存在を問い合わせ申し上げたら、わざわざ送付していただいたものであるん。 前稿でも触れていた通り、八木氏はこの冊子の代金である300円から200円を遺児たちの基金に寄付される。であるからして、冊子をロハでいただくのはその志に反することになる。であるからして、送金の方法をどうしようかと思ふていた。であるからして、『八千代伝』を一本購入し、その代金に冊子の分を上乗せしてお支払いすることとした。 届いた荷をほどくと、中から出てきた出てきた・・・・「やってきた 八千代伝」グッズ、である。酒販店さんのお気持ちであらふ。 ちゅーわけで、なかなか入手が叶わぬグッズゆえ、ご紹介したいにゃん。 ■八千代伝+千代吉団扇 |
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毎度この「焼酎日用美術館」では念仏が如く、語るにしろ問わず語りにしろ繰り返している主張ではあるが、“極々日用品であり、かつ販促品であり、かつまた消耗品であるが故に、焼酎らしく儚くも美しい”という点で、ポリ製と思しきポピュラリティあふれる骨を使ったこの作品、日用美術の極北を示していると言えまいか。 ひと夏過ぎれば、朝の紅顔→夕べのポリ骨である。愛用すればするほど、手垢と汗と湿気と摩擦でかすれた果てた扇はわが手から離れ、ひらひらと塵芥の世界へ舞い降りていく定めである。 とはいえ、銘柄ネーム入りであるがゆえに、後世、本格焼酎民俗學を探究する上で欠くことの出来ぬ資料となることは間違いないと思っておる。であるからして、一切使用せず保存にこれ努めたいと思ふている。 ■八千代伝Tシャツ 同梱されていたこのTシャツも、同様に、貴重なアイテムと言えよふ。 |
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Tシャツはモロに汗を吸い垢まで引き受けてくれる、が故に洗濯頻度も多く、色あせボロボロになりやすい。特に夏場、汗かきのわての体は・・・汗臭い・・・足はさらに水虫だし(~Q~;) という話はどーでもエエのだが、Tシャツも「儚さ」では団扇と甲乙付けがたいところだ。 この作品、メーカーは無地Tシャツメーカーとして有名な老舗のHanes。下着用のラインとは違って、これはややクラスが上の素材が選ばれている。それは米国Hanesのラインアップにおいて「BEEFY」で、1977年に生産が開始された以降、米国海兵隊で制式採用されるなど頑丈さでは定評あるアイテム、という。 実際に仕込みなどで蔵人の皆さんも着用されていることが、冊子に掲載された写真を見ていると分かる。単なるネーム入りの販促物としてだけではなく、ハードな実用として耐えうるクォリティも兼ね備えたものである。 |
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最後にこのロゴ。冊子ではご親戚の方が書かれたというが、とても存在感を感じさせる。筆文字のラベルはそれこそ啓蟄の如く輩出されてきたけんども、これは良くできていると思ふ。目立つ。
ちゅーわけで、「やってきた 八千代伝」の一席、ちょーど時間となりましたm(_ _)m |
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