2001.05.24 by 猛牛

昨日のこと。筑前市内にある某酒店にお邪魔してみた。いつも道すがら店頭を眺めていて、「久保田」「八海山」「百年の孤独」なんて張り紙があったり、配達用の自動車のフロントにデカデカと「百年の孤独」の文字が踊っているのを見かけたりと、気になっていた酒屋さんであった。

んで、お邪魔してみたのだが・・・・(それは後日、綿密なる取材を敢行予定)

そこでいただいたのが、この黒木本店さんのパンフレット『醸心』。一目、素晴らしいデザインに感動してしまった。ま、とにかく一部ながら中味をご覧いただきたい。画像が多くて申し訳ないが、素晴らしい出来なのだ、これが。

というわけで、シンプルなレイアウトとコントラストのある配色。なんとも無駄のないピュアなデザインニングである。

上手い・・・。

ブランドをどう形作るかについて、極めて熟知されている蔵元だ。商品化というものに関してこれほどの完成度を持ったところは少ないだろうなぁと、ほとほと感心した。

先の某酒屋さんの店頭では黒木本店さんのほとんどのアイテムが列をなしていて、壮観であった。

同店大将の話だと、このクォリティーの高いデザイン感覚は黒木本店の社長のセンスだと言う。このパンフももちろんだが、商品自体のラベルやパッケージデザインも本当に痛いところに手が届いている細やかな造りが素晴らしく、眺めるたびにため息が出てくる。

「前衛  研究開発においても常に最先端であり、伝統文化においては徹底して伝承者であり続ける。」との一文があるが、以前『爆弾ハナタレ』の稿で書かせていただいたんやけども、このパンフでも黒木本店さんの“悪党ぶり”を再度実感させていただいた次第。

黒木本店さんは、焼酎界における真の「傾き者」だと思う。異端なのである、しかし粋なんである

正統に対しての異端、中心に対しての周縁。しかし、異端・周縁こそが正統・中心を活性化させ、ひいてはそれを凌駕して新たな正統・中心になる・・・そんな活力を、本格焼酎界の前衛・黒木本店さんのこのパンフからビンビンと感じてしまったのだった。


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