口演 2002.02.05

ミミミミミミミミミミミミミミ(*^) ウ (^*)ミミミミミミミミミミミミミミ

千代香「薩摩千代香で〜す!」
が ら「球磨乃がらで〜す!」
二人「二人揃って、J&Gでぇ〜す。うにうに」

が ら「トコで、キミ、きょうび酒はなん飲んでる?」
千代香「ボクか? ボクは本格焼酎ばっかやなぁ」
が ら「本格焼酎か? あないな臭いもん、よ〜飲むなぁ」
千代香「キミ、ホンマぬぅあんも知りまへんな。最近はブームやで、本格焼酎は」
が ら「ええ??? ホンマかいな? 大阪でもそないに飲まれてんのんかぁ?」

千代香「ホンマ甲類が服着て歩きよるわ、キミは。本格焼酎置いてる店もギョウサンあるしな。その匂いがたまんなぁ〜い言うて、若い女の子も『木桶、くぐりに行こか?』ちゅーくらいや」
が ら
「なんや、その“木桶くぐり”ちゅーのは?! 聞いたことないわい!!」
千代香「ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん。要は、木桶をくぐって出てきたこだわり焼酎を飲みに行く、ってこと。ちーとばかし勉強しなさい」

が ら「そないなこと、知りませんよ、ほんとに。でも、キミはどないな店によく飲みに行くんやろか?」
千代香「ボクが行くのは焼酎バーか高級焼酎専門の居酒屋ばかりやね。」
が ら
「どこがやねん! 高級ちゅー顔してへん。どうせガード下の屋台やろ?」
千代香「先日もプレミアム焼酎をドンと揃えた焼酎バーに行きましてね。」
が ら「ほぉ〜、それはそれは」
千代香「前の日まで、ワイン専門店ちゅー看板を掲げとった店やけど。翌日行ったら、突然焼酎専門店になっとったわ」
が ら
「なんやそりゃ???? 変わり身が早いなぁ〜。大したもんでっせ!」

千代香「昨日は昨日で、150銘柄も揃えたちゅー別の居酒屋に行ってきましてねぇ。」
が ら「おお、そりゃまた凄い銘柄の数やね」
千代香「ほんで飲んでいたんやけど。おもろいことがあってね」
が ら「なんやねん、そのオモロイことちゅーのは?」
千代香「カウンターの上で黒千代香とガラが会話してたんや。」
が ら「あのぉ・・・・・・・・、千代香とガラって、どなたですか?」
千代香「千代香は薩摩芋焼酎を入れて、ガラは球磨焼酎を入れて、温める器や」
が ら「なんで器がしゃべんねん!!! 器が口きくんか?!」

千代香「それがしゃべっとったんだよ、ボクの前でね」
が ら「そりゃ、酔っぱらってドタマいかれたんちゃう?!」
千代香「いや、ほんと。器の気持ちが、よ〜わかるんや」
が ら「キミは、土瓶や茶碗の気持ちもワカルちゅーんか?!」
千代香「じゃぁ、その場を再現したろ・・・」

(^*)ミミミミミミミミ ウ ミミミミミミミミ(*^)

ミミミミミミミミ(*^) ウ (^*)ミミミミミミミミ

が ら「キミ、どないしたん? なんや顔色が悪い」
千代香「ボクか? いや、実はね。この店がイヤんなってねぇ。辞めたいんや」
が ら「なにがイヤになったん? まぁ、人生慌てるこた、無いで」

千代香「前々から思っとったんやけど・・・この店のママさん、どエライ美人やないか?」
が ら「そりゃ、結構やないか」
千代香「年の頃なら三十半ばや。これが純和風やのうて、エプロンが似合う」
が ら「若奥様ちゅー感じかいな」
千代香「そや。それも賑やかな感じやのうて、清楚なム〜ドちゅーかなぁ」
が ら「なかなかエエやんか」
千代香「セーターとロングスカートが似合うんや、これが。濃紺のエプロンでカラダを包んで、そやな、焼酎居酒屋よりはペンションのキッチンの方が似合う女やな」
が ら「えらいソソるやんけ」
千代香「スレンダーなボデーが、グググググッっと・・・」
が らそれのどこがイヤなんや!。思い入れたっぷりにしゃべりよってからに」

千代香「あ、そうやわ。それでイヤなんが、料理なんや。これがねぇ・・・」
が ら「そないに不味いんか?」
千代香「とにかく、出てくる料理がどれもこれも甘い」
が ら「甘いかて、そりゃそういう味付けなんやろ?」
千代香「それがちゃうねん。辛子めんたいあるやんか。それ頼んだら、出てきよっためんたいが赤い色やけど、食べたら“いちご味”やったって。客が怒りよった」
が ら「ほんまかいな??? まぁ、大目に見たりぃ〜」

千代香「あるお客はんやけどな、山形青菜を頼んだんやけど。山形青菜ちゅーたら、普通はさわやかな辛みが持ち味やんか?」
が ら「そうやなぁ」
千代香「出てきたんは、まるで砂糖漬けや。キミ、砂糖と水飴がたっぷり入ったパックの山形青菜モドキやで。支配人、出てこぉ〜〜〜〜い!(-"-)
が ら「なんで、そこで人生幸朗師匠になるねん!」
千代香「『まだまだ修行が足りませんっ!』・・・って野際陽子風」
が ら「今度は『ほんまもん』かいな? テレビの見過ぎやで」

千代香「それはそれでまだええ。でも、問題は焼酎や」
が ら「焼酎にも問題あったんか? 肝心なとこやな」
千代香「そのお客はんが最初に頼んだんが『三岳』のストレート。グラスや」
が ら「ほほう」
千代香「これはストレートで、問題なしや」
が ら「まんま、やもんなぁ」
千代香「次ぎに頼んだんが『球磨の泉』のストレート。これも問題なし」
が ら「そりゃ、そうや」
千代香「さらに次ぎに頼んだんが『万年』のストレート。これも問題なし」
が ら「なるほど」
千代香「さらに次ぎに頼んだんが『山の守』のストレート。これも問題なし」
が ら「それで?」
千代香「さらに次ぎに頼んだんが・・・・」
が らいったい、どこが問題やねん!。イライラするわ、ほんまに」

千代香「実はね、次なんや、問題やったんわ・・・」
が ら「やっと結論かいな・・・」
千代香「そのお客はんがな、だいぶ飲んだんやろ、今度はお湯割り頼みよった。オーダーは『完がこい』玄米仕込みのお湯割りや」
が ら「ああ、それ聞いたことあるで。球磨焼酎の豊永さんのやろ」
千代香「キミも少しは勉強してるやないか」
が ら「そりゃ、焼酎専門の店におったら、ちったぁ賢こうなるわい!」
千代香「アホ抜かせ! ママさんの“おいど”ばっかり見さらして、何が勉強やねん」
が ら「そんなこと関係あらへん! で、それから?」

千代香「それでな。店員が『完がこい』のお湯割りを器に入れて、客に出したんやけど・・・・・誰に入れて出したと思う?」
が ら「それ、誰に入れたんや?」
千代香ボクや・・・」
が ら「は? 誰にやて?」
千代香ボクや、ボク。芋の香りと玄米仕込みがごった混ぜや」
が ら「なんでやねん・・・・・なんで、キミやねん? キミは芋焼酎担当やろ(-"-)
千代香「そないなこと、ボクが知るかいな。支配人に云うてもらわんと」
が ら「球磨焼酎入れるんやったら、ボクやろ? ちゃうかぁ?・・・ほんまに、もぉ〜。ええ加減にさらせっちゅーに!!! 支配人、出てこぉ〜〜〜い!!!!
千代香「キミが人生師匠になって、どないすんねん(^_^;)」

が ら「ほんまに。なんやねん! 球磨焼酎を黒千代香に入れるやなんて(-"-)
千代香「まぁ、そう怒りないな(^_^;)。長い目で、見て上げまひょ・・・。これでもなかなかいい店なんや。こんな九州から離れた場所で、本格焼酎を育てようて意気があるんや。な、応援したってぇな (*^)/(-"-)
が ら「そないな悠長なこと、云うてられるかい! 熊襲の沽券にかかわるんや!(-"-)」
千代香「そう短気にならんと・・・。落ちついてな、落ちついて・・・」
が ら「民族学で云うたら、着せる民族衣装がまちごうてるようなもんや! チロルの人が振り袖着てヨーデル唄うかぁ? 民族の誇りに無知やったら、あかん!(-"-)」
千代香「また、エライ話が大げさやなぁ〜(@_@;)」

が ら「なんや、アホらしゅうなったわ・・・( ¨)( ‥)( ..)( __)」
千代香「どないしてん? そないマジになってからに。短気は損気や、な。・・・何や顔色が悪いんちゃうか?σ(*^^*)」
が ら「辞めたるわ、こないな店! 辞めたるっ!(-"-)」
千代香「慌てたらいかんて。世の中、不況や。仕事も少ないし。な。ポジティブにな」
が ら「・・・・・・え〜い、店、出てったるわいぃぃぃ!(~Q~;)」
千代香「ああああああああ・・・・。カウンターから飛び降りてもた(。。;」

『ガッシャッ!』

千代香「・・・フロアの上で割れてもぉたがな・・・。ほんと早計なやっちゃなぁ。自殺なんてするガラかいな(-ー;」

二人「おおきにでしたぁ〜〜」

m(_ _)m ウ m(_ _)m


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