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2001.08.27 by 猛牛 | ||||||||||
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「荷をほどくと、それは焼酎であった・・・」
さて、昨日のこと。関東の有力隊員であり、飲み会でのエピソードにも事欠かないと言われている伝説の人・めーで隊員より、わての自宅宛に荷物が届いていた。突然の到着に驚きを隠せなかったわてであるが、荷をほどくと中から焼酎が飛び出してきたのである。 それは伊豆は修善寺の地酒蔵「万大醸造」さんで製造されている粕取焼酎『鬼の念仏』であった。めーで隊員のお心遣いにぬぅあんとも頭が下がったわてであったのだが、伊豆の粕取とは面白いと思った。 この焼酎、どんな焼酎なのか? まず、同封されていためーで隊員のお手紙をご紹介したい。 |
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というわけで、蔵元さんの純朴な人柄・姿勢が窺えるめーで隊員のレポートである。お手紙の中にも触れられている通り、箱の中に入っていた栞がまた興味深いもので、じっくりとご覧いただきたい。 | ||||||||||
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伊豆における古式ゆかしい粕取焼酎の製造法を図解入りで掲載したもので、とても資料的価値の高い栞なのら、これが。
◇ ◇ ◇ ところで、箱にある鬼が鉦(かね)を叩く図。これは商品名の“念仏”を表す、由緒のある宗教的・芸能的モチーフである。 平安時代に空也上人が創始したと言われる「踊り念仏」。これは浄土宗系の僧で時宗の開祖である一遍上人が、鎌倉時代に爆発的に民衆の間に広めたものだ。特権階級だけに許された仏教による救済を民衆レベルにまで広げた鎌倉新仏教だが、未曾有の宗教革命期においてそのシンボルのひとつとなったのが、この「念仏」であった。 というわけで、「踊り念仏」は現代の盆踊りまで、連綿と血脈が続いて行くわけであるが、閑話休題。鉦を叩きながら念仏を唱える鬼の姿に、わては“本格焼酎の本来のあり方”を見る思い、ぬぅあんである。 |
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デザインにしろ、キャラクターにしろ、コピーにしろ、民俗的ムードぷんぷんの『鬼の念仏』、さてさて、どんなお味なのだろう。最近体調を壊されて、お酒を一時的に断たねばならないめーで隊員には誠に申し訳ないが、来るべき合評会で試飲させていただきたい、と存じまする。
◇ ◇ ◇ (追伸)めーでさん、お心遣いありがとうございました。めーでさんをはじめ多くの皆様の善意でこのサイトは成り立っていることを実感しております。この場を借りて、改めて御礼申し上げますm(_ _)m。 |
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