2002.06.01 by ホッピー命@猛牛

■甲類焼酎を買う気になるただ一つの方策・・・。

先日、関東の協力者の方に、古い焼酎資料をお送りした。その後、お礼と言うことで“関東の液体”を送るとのメールをいただいたのである。

さてさて、関東の液体とは何だ? 横浜の水道か?それともプレミアム焼酎か?(爆)

などと悩んでいたら、郵便局に荷が着いた。さて開けてみると、それがコレだった!

『ホッピー』

まさに関東における大衆、いや労働者・勤労者の鑑的飲料の最右翼である。『ホッピー』については以前一稿設けたことがある。わてにとっては、まさに憧憬の対象。こんなに嬉しいことはない!!! 何故なら、わてにとって、

甲類焼酎を飲む(気になる)唯一の方法

だからである。そして、

筑前に販売店がわての知る限り、無い!

という希少性、ローカルであるが故の逆位相的プレミアム心性が疼くのだ。

昨年、佐賀県唐津市のとある鮮魚市場に本品+専用コップが販売されていたのを目撃したが、「まぁ、次ぎで良かろうや」などとあえて買わなかった。しかし、次回そこを訪れたら売場ごと消滅していたという、コレクターにあるまじき失態を演じていたのである。それ以降、販売レベルでは筑前周辺における生息を確認していない、まさに垂涎の品だった。

ところで、荷の中身は2種類に別れていた。

正調ホッピーに『黒ホッピー』の2本! わては“黒”の存在を知らなかった。まるで本格焼酎の白麹+黒麹それぞれの造りの様で、ノドが鳴りまくりだ。

■大衆正調の味覚がさらに加わって、ほんに感無量寿経!!

さらに荷を解くと中からひとつの袋が飛び出してきた。さてこれは一体何物であるか?などと思いながら取り出すと、

南氷洋・北西太平洋原産の『鯨肉ベーコン』!! 兵庫県は姫路市の業者さんの商品であった。いやぁ〜、ホッピー&鯨ベーコン、これ以上の取り合わせは、もう望むべくもない!

ただでさえ日本の食文化としての鯨肉食用の復権には、個人的に思い入れが深いのである。片や現在の大衆性を代表する『ホッピー』、そして片や敗戦後の日本の食糧難を救った鯨肉のヴァリエーションである『ベーコン』の揃い踏み。わてにとっては、

最高の晩餐

なのである。

■これだけは、甲類焼酎で無ければならぬ・・・。

さて、さっそく甲類焼酎を酒屋へと買いに行く。これだけは本格焼酎は合わない。断じて甲類でなければならぬのだっ。

というわけで、『ホッピー』に関しては先達であり、横浜駅西口屋台を根城に癒しの日々、4人の子息を養育して青息吐息という、文字どおりホッピー的生活を体現されているうっちん隊員に電話で、“正しい”味わい方の指南を受ける。

◇   ◇   ◇

猛牛:わしたい。忙しいときに済まんばってん・・・。

うっ:うん。いま忙しいじゃん。あんたが先週くれた独楽。いま子ども4人に回し方を教えてやってるじゃん。

猛牛:いや、そいでくさ、『ホッピー』なんやけども・・・。

うっ:いやぁ、あんたも知ってるだろうけど、引きと“ぶち”って回し方があるじゃん。

猛牛:ああ、解っちょる(-ー;

うっ:でさぁ。長男に“ぶち”が出来なきゃ、インターネットさせないって宿題だしたんだよ。それで、いま練習させてるわけじゃん。“ぶち”って難しいんだよね。ま、俺はガキの頃、“独楽王”って言われてたくらいに、上手かったけどさぁ。あんたも覚えてるでしょ?カミサンが、独楽回してるところを写真に撮って、あんたに送ろうかって言ってるじゃん。

猛牛:解った!解った!(~Q~;)。そいでくさ、『ホッピー』飲むときは、どのブランドの 甲類が良いっちゃろか? そっちの“こだわり甲類”を教えてくれ。いま酒屋たい!

うっ:そりゃ、スタイリッシュにキメるなら『協和ダイヤ』じゃん!

猛牛:『寶』はどうな? いま200mlペットを手に持っちょるったい!(-"-)

うっ:OK!『協和ダイヤ』か『寶』ならいいじゃん! でも25度ね!

猛牛:済まんな。おおきに!・・・・(ブチッ)


■大衆性横溢の味に、あ〜〜あ、タマランのぉ〜(T_T)

一昼夜かけて『ホッピー』&『寶』をキンキンに冷やし、さっそくいただく。氷を入れるかどうか迷ったが、今日の筑前は熱い( ¨)( ‥)( ..)( __)。そこで、氷使用での三昧に入る。

グラスは正調ホッピーグラスが無いため、同型を探したが、無い!(T_T)

そこで、高校生の時にアルバイトに行った酒屋さんから箱ごと貰った年期物の『キリンビール・グラス』が食器棚にあったので使用する。わてが“蔵元ネーム入りグッズ”にフェティッシュになった、まさに起源の品なのだ。ふぁ〜、もう25年以上になるったいねぇ。

さて、一口飲む・・・。

素晴らしい。大衆の生活基盤に密着した安心立命の味わい。颯爽とした旨さ。軽やかな舌触り。滋味溢れる喉越しは、ホップとスターチの醸し出すほのかな深遠なる苦味故か? 食道を通過する際の、重量的存在感は二の句も無い美味さである。まさに素材本来の特筆すべき風味が、こだわりの甲類焼酎の柔軟性ある対応力によって充分に活かされ、その持ち味を存分に発揮している。野性味や奔放さを感じ取ることは、この種の商品において無理があろうが、一気に飲み、そして瞬時に酔いの桃源郷に一時的にではあっても身を預けることの快感を覚えると、もう瞠目なのである。

わての前に、

●本格高級プレミアム焼酎+ふぐ刺し
●ホッピー+鯨ベーコン

の二つが差し出された時、どちらを選ぶかと言われたら、

間違いなく後者を選びますにゃぁ〜(爆)。美味い!!!

◇   ◇   ◇

Captain Beefheartの26年振りに復刻されたアルバム『Dust Sucker』を聴きながら、ホッピーを飲みまくってる、土曜の午後でありました。

感謝!


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