2002.12.02 by 猛牛

■寝具としてのレーゾンデートル確立を検証する。

前回は花瓶としての有用性を実験してみた。

花瓶は、瓶という液体を保存する容器のポジションの転換としては、最も無難な選択である。しかし受け取る側の“美的感性”が大きく影響するため、デュシャンの『泉』が単なる男性用小便器にしか見えない様な家人の場合は、「あ〜た! バカでかい一升瓶を玄関先に置いてどーすんの? うちは酒屋さんじゃないんだから(-"-)」という反応も想定され得る。

そこで、今回の臨床実験では、益々繁盛瓶の実用性に焦点を絞って、実施を図った。

つまり寝具・・・「枕」として、益々繁盛瓶のレーゾンデートルを確立しようという魂胆である。実用性の高さでは、花瓶よりも数段説得性が高いと判断した。

■実験用の枕と益々繁盛瓶を比較してみると・・・。

というわけで、これまで使っていた枕と益々繁盛瓶との比較実用実験を実施したのが下記。

左は、わてが実際に毎晩使用している枕。中に籾殻が入ってるもの。頭が正調粕取蒸留状態で、毎晩スヤスヤと就寝している。

敷き布団からの高さは14cm。

この枕は長年の相棒であり、就寝中のヨダレの跡が著しかった為、おNEWのカバーに変更して撮影した。

汚ねぇ・・・(>_<)

そして、益々繁盛瓶である。

高さは15cmで、籾殻枕とは1cmの差となっている。しかし、通常の枕の様に頭部を安置した場合、その重みを吸収する柔軟性に欠ける。つまり、枕としては超硬度を誇るのだ。

頭部と気道との角度が峻険になり、呼吸困難になる怖れも心配されるが、「一升瓶を枕に」という、ある種飲兵衛の理想を体現した就寝状態を得られる点で、満足感は高からふ。

■実際に、益々繁盛瓶を枕に、寝る・・・。

いよいよ実験であるっ!(-"-)

まずは籾殻枕であるが、使い慣れているが故に、すぐに上瞼が下瞼と接触を図ろうとして実験の継続が困難となりはじめた。ここ数年の実用実験で、籾殻枕の有用性は証明されているので、ひとまず中止することとした。

次に益々繁盛瓶での就寝実験である。下記はその実験中の写真。被験者はわて自身で、撮影は家人に益々繁盛瓶の存在を悟られると困るため、家人外出時にタイマーでシャッターを切ったもの。益々繁盛瓶のためとは言え、まったくご苦労な話である。

瓶を枕とは、蔵元さんに対して礼を失するかも知れないが、これも益々繁盛瓶の一般的勤労者世帯での普及を図るためとご容赦いただきたい。

写真ではラベルが明瞭に識別出来るように、瓶の肩の部分に頭部を安置している。しかし、実際には胴の部分で就寝実験を行った。

驚いたが、この益々繁盛瓶を枕にした就寝したところ、実に、

気持ちがエエ(^^)

んであった。ん〜〜〜〜ん、寝やすい。頸部の筋肉的疲労度もそれほどではない。呼吸への影響も些少である。これなら毎晩焼酎の夢を見ながら、ぐっすりと眠れそうだ。毎朝が気分的に二日酔い状態になる可能性もあるが、それもまた良しとすべきであらふ。

これなら花瓶よりも家人への説得は容易いと判断した。とはいえ、

「あ〜た! 瓶が割れて、布団が焼酎でびしょ濡れになったら、どうすんの? ワタシ、焼酎臭い部屋でなんか生活出来ないからっ! だから飲兵衛はイヤなのよっ!(-"-)」と、感情的に反論される事態も、極めて高い可能性で想定されるし、心しておかねばならぬ。

そういう意味で、まだまだ新たなレーゾンデートル確立の方向性を探り、説得性を高める検証作業が必要なのである。実験はこれからも、さらに続く・・・。

(※注:吉永酒造場さんの『五郎』に益々繁盛瓶は存在していない。為念)

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