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■“益々繁盛瓶”と生活するという臨床実験に取り組む・・・。
焼酎をCollectするという行為は、切手やコインなどの収集とは若干事情が異なる。一升瓶はもちろん5合や4合瓶にしても、増殖するほどに面積や容積の拡大が招来する物理的な制約から自由ではいられない。 一般的勤労者世帯において、狭小な住宅面積を大幅に収集人が私有し独占するという焼酎亭主主義の膨張により、家人との専有面積的闘争、言い換えれば夫婦喧嘩が不可避となるのである。現にその闘争の渦中にあるといふ収集家諸兄も多からふ。 中には闘争回避のため、ミニチュア瓶Collectに的を絞るという修正主義的焼酎亭主主義に路線を転じる諸兄もいらっしゃるやも知れぬ。 さて今回、わてが挑戦するのは、ミニマムな世界観から一気にマキシマムな宇宙観への転換とも言うべきもの。つまり焼酎コレクション肥大化の極北とも言うべき、“益々繁盛瓶”の労働再生産の場への導入、およびその有用性を見極めるための臨床実験である。 ■“益々繁盛瓶”とは? まず、その実像に迫る・・・。 |
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さて、この“益々繁盛瓶”だが、極めて極めて巨大だっ。
左画像の単体写真では実感が湧かないかもしれぬが、右画像をご覧いただけば、その馬鹿デカさがご納得いただけるであろう。手前が繁盛瓶、真ん中が通常の一升瓶、奧がミニチュア瓶。専有面積的闘争が即時勃発することは必定だ。 |
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●益々繁盛瓶スペック 高さ=53cm、底部直径=15cm 上部直径=5cm 容量=4.5L ※2升半升=升升半升=益々繁盛というシャレで縁起物の瓶である。 ●一升瓶スペック ●ミニチュア瓶スペック というわけで、この瓶を実見後、一升瓶が誠にかわいく面映ゆく思える。旧ドイツ軍超重戦車『マウス』もまっ青な大きさぬぅあのである。 |
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■地下活動としての実験故、まずは秘匿場所を探す・・・。
尋常ならざる面積および容積の占有状態であるが故に、目下の課題は、臨床実験を極秘裏に展開するための瓶の秘匿場所を如何に確保するかである。そして、実験結果を順次上梓しながら、段階的に家人の理解を獲得、益々繁盛瓶の階級的地位を向上せしめねばならぬのだ。 当面、決して益々繁盛瓶の存在を家人に悟られてはならなひ!(-"-) しっかし・・・ |
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押入に多少無理とは言え挿入を狙ったが、先客の一升瓶から押し返され、襖からはみ出てしまった(>_<)。
ではと、丈のあるマガジンラックの後ろへと移動するも、やはり目立つ(-ー; 小物を突っ込んでいる玄関横のカラーボックス前に配置したが、これではすぐに家人の目についてしまふ。 いかん!(-"-) |
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まったく、一升瓶レベルでさえ家人との闘争に貴重な時間と労力を消耗しているというのに、益々繁盛瓶とは、まさに火中の栗。
まぁ、とにかく、なんとか場所は確保した。 しかし、益々繁盛瓶が一般的勤労者世帯の生活にもたらす有用性、ベネフィットが解明されるのか? それとも家人との闘争、そして焼酎離婚宣言の前にもろくも企図は崩れ去るのか? |
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今後、家人の目を盗みながらの実験である。どんな波乱が待ち受けているのであろう、まるで闇夜の航海。焼酎性癖、未踏の領域へと、ついに我々は足を踏み入れてゆく・・・。
(※注:吉永酒造場さんの『五郎』に益々繁盛瓶は存在していない。為念) |
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