2003.04.04 by 猛牛 情報追加/2003.04.06

■銀玉打ちの大勝利に酔って、花の香に誘われ。
誇大本営・利愚悔恨部、発表。
昨日夕刻、筑前西部・地下鉄某駅前において、
不肖猛牛は、チンジャラの音色に宣戦布告、
パチンコ台「ゲゲゲの鬼太郎」と戦闘状態に入れり

それはまさに、小遣い収奪機関に対する久々の烈々たる大勝利であった! まっすぐ家に帰らずの浮浪所得、実に三萬圓也! 「お〜う! 『杜伊蔵』でもぬぅあんでもプレミアム付きで買ってやろうじゃん!(-.-)y-゜゜゜」と、一気に膨張した大奉祝提灯行列気分で購入したのは・・・。

・じゃがいも=228円
・にんじん = 98円
・タマネギ =199円
・コンソメ =198円
・牛乳   =168円   計936円

駅近くのスーパーで、安さ優先で選び抜いた極めて生活感の漂う日常の品々であった。

(いぢましいねぇ〜、ほんと(-ー;)

しかし、駅コンコース内にあるショッピングモールを抜けて、最後に立ち寄った酒屋で、わてはある焼酎と初遭遇してしまったのだった。

それは「花酵母」なるものを使って出来た焼酎である。その酒屋のゴンドラに、2種類・30本近く大陳列されていたのだ。「花酵母」って、何なんやろ? わては恥ずかしながら初耳だった。面白いなぁと、“ねずみ男打倒”によって膨れ上がった財布の余裕で買ってみた。

とは言っても、一本1095円。萬札がうなる懐にとって、安いもんである。

■花酵母・・・とは?

さて、その焼酎は冒頭に画像を掲げたが、壱岐焼酎協業組合さんの『なでしこ』『玉姫』2銘柄である。

まずもって「花酵母」とは?という疑問、それは箱書きにあった。

2銘柄とも「花から分離した酵母で作られた麦焼酎」で、ぬぅあんと日本初! その花酵母は東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室・・・おっと舌を噛みそうだ・・・の研究により、世界で初めて花から分離して誕生したという。

『なでしこ』は文字どおり撫子から、また『玉姫』は日々草からと、それぞれの花から酵母が取られていて醸されている。ほんと、花から酵母が生まれるんだなと、ちと驚き。

詳細は同社HPのコーナーをご覧いただくとして。まあ、花酵母焼酎とはこれまた野卑なわてには似合わない感じの、なんともロマンティックなものですにゃ〜。そして、なにか花から酒の酵母だなんて、とても不思議な感じがする。

ラベルデザインなどを見ると、特に『なでしこ』は、優しいタッチで女性に支持されそうだ。変わって『玉姫』となると、どちらかと言うと男性向けデザインの感が強い。

ところで、素人の疑問として思ったのは、まず花酵母の開発に着手したその理由である。香りの問題なのだろうか? 気になるにゃ〜。

それともう一つは、なぜ「なでしこ」と「日々草」の花で無ければならなかったのか? ということ。酵母として適している何かがあるんだろうけど、その二つが選定された理由を、もっともっと詳しく知りたい気がする。

◇   ◇   ◇

ちゅーわけで、世界初+日本初の花酵母が醸した焼酎、ちなみにそれぞれの花言葉は「永遠の愛情(なでしこ)」「永遠の友情(玉姫)」である。

■追 補
さて。本稿をご覧いただいた壱岐焼酎協業組合原田知征氏よりお便りを頂戴した。上記本文にあるわてが感じた疑問点についての回答である。原田氏のご承諾を得て、ここに追加情報としてアップさせていただきます。

------------以下、原田氏からのお便り-----------

1)花酵母の開発に着手したその理由

この花酵母は、東京農大短期大学部酒類学研究室で花から分離されたもので、主として清酒用に使われていた酵母です。私はこの東京農大の卒業生ですが、4年生の時と卒業した後の1年間研究生としてお世話になったのが、この酒類学研究室でした。

4年生の時に研究室に入った時点では、すでこの研究室では米や黒糖、土などなど色んなものから酵母の分離が試されていて、ちょうど私が卒業して研究生になった頃に花からの分離が始まったと思います。

で、なぜか花から分離した酵母からは「香りの良い酒質」になることがわかり、いろんな花から分離されていました。その時はそれほど興味を持っていなかったのですね。

しかし、平成13年3月に私が壱岐に帰ることが決まり、せっかく帰って焼酎造りをするんであれば、自分なりの焼酎を造りたいと思いました。そこで先生に相談した所、花酵母を使って仕込んでみたらどうかという話になり、平成13年11月に花酵母を使った初の焼酎の製造に取り組んだという次第です。

2)なぜ「なでしこ」と「日々草」の花で無ければならなかったのか?

決して『撫子』と『日々草』の花でなければならぬ、ということはありませんでした。

この研究室ではいろいろな花(アジサイ・ベコニア・ツルバラ・マリーゴールド等)から酵母が分離されており、その中で「香りにいい特徴」があった撫子酵母と、「味にいい特徴」があった日々草酵母を使用してみました。

香りと味、それぞれに特化した花の酵母を使って、この2銘柄が誕生した訳です。

------------終わり-----------

というわけで、『なでしこ』『玉姫』についての詳しい情報ありがとうございました。原田氏に心より感謝致します。

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