「・・・山笠が終わると、福岡市は本格的な夏を迎えます」と、マス・メディアが紋切り型の夏の到来を告げた後、天神のど真ん中にある警固神社では恒例の夏祭りが7月18日から開かれた。

『てんじん・警固神社・夏のにぎわい』という祭りなのだが、この祭りに鹿児島県の大口酒造さんが振舞酒を毎年行っているのだ。タダ酒には目がない猛牛が行かぬわけはない。

というわけで、この夏祭りの19日の模様をお知らせします。

警固神社は天神の中心部にある。神社の隣には、関東から勧請された消費の神殿・三越さんが鎮座している。

クソ暑い夏の光が、三越のギラギラしたビルに反射して、いやがおうでも祭りの気分を高めていたのだった。

ま、とにかく暑いわわぁ(@_@;)

会場となる境内では、老若男女、善男善女が敬虔な祈りを・・・とはまったく違い、仮設ステージには、ジャズコンボが登場して演奏を披露。

椅子に座ったり、立っていたり・・・イカ焼きやたこ焼き、スィートコーンなどの縁日のジャンクフードを食べながら、プレイに聞き入っていたのだった。

これが大口酒造『伊佐錦』さんのブースである。薩摩の紋所が光るのぼりが頼もしい。

ここで振舞酒をしてくれる。小さなポリのコップに入れて焼酎を飲ませてくれるのだ。やっぱ、『黒伊佐錦』は美味いね。

カッとロックをあおれば、祭りの風情は一気に高まろうというもの。ボサを奏でるジャズバンドの響きも甘露、甘露である。

『伊佐錦』のブースで披露されていた、ネーム入りの大型黒ジョカ。隣の『黒伊佐錦』の一升瓶と比較していただきたい。極めて巨大である。

ブースの職員の方に、「銭に糸目は付けん!譲っちくりぃ〜m(_ _)m」と泣きついたが、これは非売品ですので・・・の一言であえなく祈りは潰えてしまった(T_T)

販売してちょm(_ _)m

タダ酒に酔いしれながら、浸るズージャの響き。

焼酎とジャズと神社。この取り合わせがなかなか気分がいい。・・・もち、振舞酒の御利益も大きいのだが(自爆)

このバンドは、サム・クックの「You Send Me」なんて渋い曲を披露してくれて、ソウル好きのわてとしては、感涙。

ジャズバンドのボーカル嬢。

これがなかなかのルックス(*^^*)

実際は相当枚数の画像を押さえたのだが、スペースの関係上これだけ^^;

いいねぇ・・・ごくっ!
(黒伊佐錦ロックを飲んだ音。誤解しないでね)

さて、祭りの締めくくりは、四方固めで結界を作っての、夏越しの祓いである。人型の紙に息を吹きかけ身体になでつけた後、神官の手によって火にくべるのである。厄を落とし夏を無事に越せるようにという祓い清めの儀式だ。

疫病が発生しやすい夏の前には全国で開かれる夏越しの神事だが、九州最大の大都会・天神のど真ん中の警固神社で開かれるこの儀式、回りを取り囲むビル群とのコントラストが面白い。歌舞音曲は神楽ではなくジャズと今様なのだが、善男善女が願う心は今も昔も不変である・・・・・・

なんて、エラソに書いてるが、わては初穂料を納めず人型を火にくべて貰った。タダ酒の『黒伊佐錦』を飲みまくった上に、タダで祓い清めていただくとは・・・^^;

初穂料の袋をくれた美形の巫女しゃん、ごめんちゃいm(_ _)m (*^)(*^^*)☆Chu!!

と、焼酎と大衆と信仰が違和感なく共存共栄している、博多のこじんまりとした祭りの報告でした。(どこがやねん)

来年、どなたかご一緒しません?(爆)


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