2002.02.26 by 猛牛

ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん! まさに、これこそが大衆焼酎芸術の最高傑作!と申しあげて過言ではない名品、堂々の登場である!!

それは『田苑』のポリ袋、ぬぅあんである!!!

最高傑作と称揚する由縁がどこにあるのか? それは袋上部に描かれたあの西欧古典音楽界の大巨匠ベートーベンの肖像画、その描法、そして周囲に付された宣伝文案が織りなす高尚な世界観と大衆性溢れるポリ袋とのマッチングの妙、これに尽きる!

さて、この袋。先日わてが所属する会社の若手営業マンが、差し入れとして『田苑』をプレゼントしてくれたのだが、その瓶を包んでいたものである。わての机の上に見慣れない袋が置いてあるので、「なんじゃこれは?」と思いつつ袋を持ち上げて裏返してみると、ドッカ〜〜〜〜ン!と網膜に飛び込んで来たのが、このベートーベンの肖像だった!

その衝撃的邂逅によって、わては机の前で肖像を見つめたまま約5分間直立不動で、感動フリーズしていたのである。まさに“運命”の轟きを垣間見たと言えよふ。

まずもって、このベートーベンの肖像画が素晴らしい。単色のベタと線で構成されたぬぅあんともシンプルかつ威厳漂う表現。かつて学校の音楽室に麗々しく掲げられていたクラシックの作曲家達の肖像を思い起こされる方もあろう。

権威の象徴である音楽偉人のポートレートが、大衆性の権化とも言うべきポリ袋に刷り込まれているということの尊さと美しさ、これが感動の震源地である。

加えて、ひときわ心に激震を起こさせるのが宣伝文案。「クラシック仕込み」・・・ん!問答無用の荘厳なる言の葉、その響きは読む者を圧倒するパワーを持つ。「クラシック+仕込み」が醸す語感は、大衆焼酎芸術としての完成度をさらに高めていると言えよふ。

田苑は田園を聴いてさらに旨くなりました。」という商品特徴を端的に表した文案も、田園の文字の下に「ベートーベン」というルビ振りの小技が効いて、上質の出来映えを示す。

ベートーベン御尊顔とそれを挟んだ上下の文案が三位一体となって美のオーケストレーションを形成することにより、単なる焼酎のポリ袋が高度な芸術性を発揮するという希有な例がここに現出したのである。

上記写真は、袋に瓶を入れた上で、女性に提げていただいた状態である。実用時においてもベートーベンの肖像がもたらす芸術的効果は顕著だ。とかく焼酎の袋を持ち歩くのは恥ずかしいという意見は多いが、この袋ならそういう懸念は無用のものとなろう。

というわけで『田苑』のポリ袋、大衆焼酎芸術の精華ともいうべき大傑作として今後も焼酎芸術愛好家諸氏に語り継がれていくことであらふ。


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