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■わてが尊敬する3大東京ローカル食文化のひとつ=電気ブラン。
現今、超大都市圏において、クセのある乙類焼酎が“異食文化”として新鮮に受け止められ、一部で狂熱的にその推進が行われているのは、周知の通りである。 まだまだ中央のマスメディア(特にローカルテレビ番組)ではプレミアム系の露出が主体となっているようだ。しかし草の根系メディアでは、こだわり系へのこだわり主張ありの、また突如なぜかアレぇ〜?(@_@;)ってな感じで日常酒系+地元消費焼酎系へと急激に思想的“進化”を遂げた主張もありぃ〜のと、多士済々となっている。 ◇ ◇ ◇ かような状況下、その逆転現象とも言うべき東京ローカルの食文化への憧憬と受容が、非超大都市圏に居住する者たちに渦巻いてきているのは、興味深い現象だ、いや、かもしれない、と言えなくもない。 そのスパイラルの核となっていると思われるのが、わてが4年このかた常々連日、東京の3大ローカル食文化として尊敬の念を払い、機会ある毎に摂取している『ちくわぶ』『ホッピー』、そして今回ご紹介する合同酒精さんの『電気ブラン』である。 全国区飲食物(ナショナル・ブランド)が、日本国民の食生活の安定に広く遍く向上をもたらした功は否定できない。しかしその反面、味覚の画一化・全国統一化を押し進め、地域的差異性、言い換えれば土着的食文化、簡単に言えば「元祖・おふくろの味+おやぢの味」の希薄化を招来させたのもまた事実であらふ。 その統一化の対極に、東京ローカルに根差した地元食文化の精華として、“五穀協和”の九州本格焼酎とあくまでも等価に、この筑前の田舎者に鮮烈に印象付けられているのが、先の3大名品でなのだっ。 ■パッケージやラベルに息づく、東京都市文化の薫り。 という仰々しい前説に続いてくさ、この憧れの『電気ブラン』ばじっくりと見てみようばいねぇ。まず、箱たい。 |
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いいねぇ、このイラストぉ!
明治にこの酒が生まれたらしいばってん、なんやカフェ〜のムードちゅーか、新興勢力となった都市圏のホワイトカラーの優雅なひとときが、こう、なんちゅーかプンプンとイメージさせられます。 右側でダンスしている男の顔が好き。 「よし、このまま上手く持っていって、待合にでもぉ〜」ぬぅあんて鼻の下伸ばしてる感じのほくそ笑みというか。エエ表情してます。 左側の下に見える淑女。ちょいと眉間は広いが、これがまたいいオ・ン・ナ! わての好み。こういうレディと飲みたいもんだにゃぁ。 |
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実は左右の絵は連続していて、テーブルに座っている二人はカップルである。右のちょび髭の紳士がこれまた味わい深い。左に座った淑女にねっちょりとした視線を送りながら、
「ぬぅあんでも買ってやる。ふふふ・・・俺の女になれ(-"-)」 という言葉をかろうじて蝶ネクタイで押さえた、帝国陸軍納入の牛缶に石を詰めて大儲けした金満家の邪恋の綾・・・みたいなシチュエーションをそこはかとなく想起させてくれる。ほんに秀逸なイラストと太鼓判、ですたい。 |
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このラベルがまた素晴らしい。「DENKI BRAN」「電気ブラン」のロゴタイプに滲み出る時代感覚。未だに万古不変の“モダン”さですばい。古いからこそ、いつでも新しい・・・というものの見本だと思ふ。
モダンさと浅草のイメージで見れば、わてにとってこのボトルの向こうに見えてくるのは、昭和12年(1937年)、浅草六区で鮮烈なデビューを遂げたあの『あきれたぼういず』に尽きますにゃ〜。川田義雄、芝利英、坊屋三郎、益田喜頓の芸達者4人で結成された超絶音楽コント集団でしたが、モダンという言葉が文字どおり似合う方々やったです。 そういう時代の貌が見えてくるデザインっちゅーか。 |
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■さてと、飲んでみるかぁ〜〜〜、浅草の味ぃ〜。
ちゅーわけで、飲ませていただきますかぁ〜。 おろ・・・どうやって飲んだらいいんやろ?(@_@;)。黒千代香に入れて温めるのかにゃ〜? 猪口で飲むかぁ。 6:4のお湯? それともT崎S也専用グラスで飲っかなぁ? あ。裏貼りに「冷やしてそのままか、オンザロックで」ってあったばい(*^^*)。田舎者はこれだからねぇ〜、恥ずかPぃ〜。じゃ、ロックで・・・。 (ごくっ) 美味い!! わては好きですにゃ〜、この味! これをお送りいただいた東京の士に感謝! |
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