本企画は、本格焼酎の製造→流通→販売→料飲→消費者という「製販消」の各段階に関与する美女たちのPROFILEを浮き彫りにすることで、本格焼酎の流通や消費の現場における、味覚(taste)と美(beauty)の相関関係を解明することを目的として実施されたものである。
PROFILE 4      (2003.08.12)
ご芳名 さおりさん
年齢 Secret
誕生日 Secret
職場 Secret
趣味 スキューバ・ダイビング、帰省
出身地 宮崎県日南市
お住まい 東京都
彼女は東京都にお住まいの宮崎焼酎ファン。もちろんフツーであれば、九州は筑前に住んでいるわてなどとは、何の接点も無ひ。こうやって列伝にご登場いただく機会など永遠に無かったかもしれない。

しかしである。彼女の美貌はわてらの間では密かに轟き渡っていたのだ。その震源地は、渋谷で店を構える宮崎郷土料理店『たもいやんせ』さんの掲示板だった。

彼女の生まれ在所と同じ、宮崎県は日南市ご出身の大将・たもさんが営む同料理店では、昨年石原けんじ大佐が宮崎焼酎啓蒙の大宴会を開き、SASANABAさんが鰹塩辛飯を大盛りで2杯も食べるなど、わてが徘徊する領域と接点が出来ていた。

それで『たもちゃんと愉快な仲間達』という先のBBSをよく覗くことになったのだが。

その板に添付された宴席画像を見る内に、わてはひとりの美女の存在に気づいた。同店の常連客なのであらふ、彼女は色んな人達と楽しげに歓談している。そしてその表情はとても自然な笑顔で明るく、しかも美しいのだ。「カワイイ人やなぁ〜(@_@;)」と、わては新しくアップされる画像を見る度に唸っていた、ん〜〜〜〜〜〜〜ん。

◇  ◇  ◇

今年の春、石原けんじ大佐は2度目の「宮崎焼酎を楽しむ夕べ」を、横浜焼酎委員会『本格焼酎大選集』前夜祭として、6月20日に『たもいやんせ』で行うこととした。わてはその宴席にどうしても彼女を招聘して欲しいと、大佐に懇願したのである。

もう一人、招聘を熱望した人物がいた。SASANABAさんだ。「チェックに抜かりは無ひのぉ〜。SASANABAさんは、やっぱ侮れぬわい!(-ー;」とわては感心したのだった。

さて、その彼女とはさおりさん、通称さおりんである。

(※なお、以下の会話については、開催から2カ月近く経ち記憶に曖昧な部分があること、および日南弁については可能な限り再現はしてみたが極めて不備があろうことをご了承ください)

◇  ◇  ◇

猛牛「さおりさん、初めまして。今日はすいませんね。わざわざ来ていただいて」

さおり「はじめましてぇ〜。わり、そんげ気にせんでくだいな〜」
猛牛「どもです。さおりさん・・・いや、さおりんって呼んじゃおうかにゃ〜(*^^*)。わては、さおりんが管理している『日南市方言掲示板』もよく覗いてるんやけど、お店でもそのまんま日南弁ですたい」
さおり「こん店では方言でばっかいよ〜。ホッカリでくっちゃが〜」
猛牛「いやぁ、ますます気に入ったです! わても方言ブリブリで行きますばい」
石原けんじ大佐
牛さん!『福の泉』旨い!

ちょっと飲みませんか!

猛牛「ほんなこつ、さおりんの大ファンでくさ。『たもいやんせ』さんの板でよーさおりんの姿ば見よったったい」
さおり「恥ずかしいぃ〜ちゃが〜(*^^*)」
猛牛「さおりんが自分で“やらしい”ち書いちょったあの後ろに振り返った目線の画像見てくさ、いやぁ、タマランことなってくさ。イヒヒヒヒ」
さおり「(@_@;)」
猛牛「さおりんの画像ば、全部保存しちょる!」
さおり「ネットストーカーげな?」
猛牛「はっはっは!」
石原けんじ大佐
牛さん!これこれ!

これ珍しいんですよ!

猛牛「で、さおりんに聞きたいことがあるっちゃけど、良かろうか?・・・」

最初はテーブルに向かって椅子に座っていたさおりんだったが、宴席は超満員となった。座れない状態のため、店より縁台が提供された。わては関東の参加者に席を譲るため、縁台に移った。

その時一緒に縁台に移ったのは、さおりんである。わては、ひとつ空いた椅子を彼女に勧めたが、彼女は首を縦に振らなかった。まったく見ず知らずの焼酎飲兵衛たちからの誘いに、彼女も面食らっただろうし、最初から馴染めないのも当然かもしれない。

しかし、さおりんは縁台に移ると、宮崎料理には詳しくない我々のために、メニューの手配などを始めてくれたのである。わてはその姿を見ながら、心の中で両手を合わせていた。

猛牛「さおりんは、東京に来てどれくらいになると?」
さおり「学校出てから、ずっと東京ちゃけど、もう*年になっかね〜」
猛牛「お仕事は、何ばしよりんしゃると?」
さおり「うん。電子機器の関係の仕事をしちょちゃけどね〜。仕事はてげにゃきちぃね〜」
猛牛「わてはてっきり、あの絵本のこつが仕事と思うちょったばい!(@_@;)」
さおり「あれは趣味で、そんげ収入はないっちゃけど、お客さんの喜んで貰えるんがやっぱ嬉し〜が」

さおりんが管理しているHP『moonlight-factory』。ここでは、贈る相手を主人公にした絵本が創れるのだ。わてはその絵本制作が彼女の仕事かと勘違いしていた。依頼されたお客さんにとても喜んで貰えた、そのことがとても励みになる、とさおりんは語る。

猛牛「さおりんは、『たもいやんせ』にはよー来るとな?」
さおり「週に一回は来ちょっど。たもさんには、いっつもお世話んなっちょります〜」

さおりんが“定宿”としている宮崎郷土料理店『たもいやんせ』は、渋谷の神泉というところにある。JR渋谷から歩いて10分足らずという感じか。

もちろん彼女は同店の従業員ではなく、ひとりのお客様である。しかし、わてなどはその美貌故に“たもいやんせの看板娘”と以前から大騒ぎ。

石原けんじ大佐に「ぬぅんとか、さおりん嬢とコンタクトを取ってちょーだい!m(_ _)m」と筋違いな作戦依頼をやっていたのだったσ(*^^*)

さて、『たもいやんせ』の料理だが、宮崎地鶏を中心に郷土の味がズラリと並ぶ。SASANABAさんご執心の鰹の塩辛も、絶品だ。わても、テーブルに座っていたら、ガツガツと皿を空にしたところ。

週に一回は顔を出すというさおりんをはじめ、多くの宮崎出身者が店に通っているというが、それがよく分かる。

最近では、『大選集』の後に『日南娘』の宮田本店社長夫妻も同店を訪れている。

猛牛「立ち入ったこと聞いてすんまっしぇんばってん。さおりんが東京出てきてからの年数ば計算してみたら、**才でっしょうが? 驚いたばい! 画像ば見よったら、わては**才くらいかち思うちょったけんねぇ〜!(@_@;)」
さおり「あんまい若けこつはなかとよ〜(*^^*)」

猛牛「いやぁ〜。まったくそげん風に見えんばい!」
さおり「これでん、いろいろとあったとお〜・・・・・・・・・・・・・・」

石原けんじ大佐
この『市房』なんですが、

実は峠の酒屋でですね・・・

猛牛「そうな・・・。さおりんもいろいろあったったいなぁ・・・。うん。そん気持ちば、よー解るばい。わても同じようなことがあったけんなぁ〜。うん、うん」

わては、さおりんが東京で過ごしてきたこれまでの道程について、そっと語る言葉に耳を傾けていた。実際に会った彼女はこれまで『たもいやんせ』掲示板で見た画像の通りに明るく楽しい人だった。そしてさらに、細やかな心配りを周囲に施せる人でもあったのだが、その理由が話を聞いて解るような気がした。

わては今まで以上に、さおりんのファンになった。

猛牛「さて。さおりんは、焼酎はなんがお好きですかい?」
さおり「やっぱ日南出身やかい、『飫肥杉』が好いと〜。ぜひ飲んでみてくだいよ〜」

彼女の焼酎の嗜好だが、“さわやか”派ライト系の『飫肥杉』がお好みのようだ。同品はご出身地日南を代表するブランド。故郷への想いは当然ながら殊の外深いようである。

石原けんじ大佐
いやぁ〜、これ旨いっす。

牛さん、どうですか一杯!

◇   ◇   ◇

というわけで、縁台に二人して座しての会話はひとまず幕となった。横合いからくちばしを挟む石原けんじ大佐の話は、99%耳の穴をそのまま通り抜けていった(爆)

この6月20日、渋谷で開催された『宮崎焼酎を楽しむ夕べ』については、さおりんのご配慮無くして宴席は滞りなく進むことは無かったであろう。肝心の幹事・石原けんじ大佐は飲んで食って喋ることに全精力を集中していたからである(苦笑)

常連客として『たもいやんせ』の品揃えを熟知しているが故に、さおりんの甲斐甲斐しい心配りで次々に同店のお勧めメニューを食すことが出来た我々は、とても幸福であった。さおりんには感謝してもしきれないというもの。いい出会いを頂戴しました。本当にありがとうございました。

◇   ◇   ◇

彼女のおかげで、わてはまたまた宮崎という土地に惹かれてしまった。たしかに石原けんじ大佐が発揮する“てげてげ”ぶりも、その風土が持つ憎めない愛らしい(ん?(-ー;)側面ではあるかも知れない。しかし、さおりんが示してくれた誠意は、宮崎・日南への想いをさらに「グググッ!」と深めてくれるものがあった。

けんじ「彼女は、『たもいやんせ』に遠方からいろんなお客さんが来てくれたから、少しでもガイド役を務められればと、話していたそうです。申し訳なかったです。でも、驚いた。本当に素晴らしい人ですよ!」

後刻大佐が語った、さおりんへの心情である。


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