2001.01.29 by 猛牛

■激戦の度合いを増した、帝都上空焼酎航空戦

九州本格焼酎連合軍による関東平野上陸作戦、暗号名『オリんピック作戦』は、現在関東各地で甲類軍と激烈なる地上戦を交えているところである。しかし、その戦いは陸上だけではなく、帝都の空においても展開されているのだ。

日本航空による『森伊蔵』式小型瓶の機内販売爆撃に端を発した、帝都上空の焼酎航空戦。
さらに全日空も参戦を果たし、空の戦いにおいてもその激しさを増していたことが、この度判明した。

戦況をもたらしたのは、先日帝都より遠路はるばる筑前本隊を訪問された「いで名誉隊員」。1月24日羽田飛行場を離陸した直後の
全日空所属大型兵員輸送機・機上にて、焼酎航空戦に拍車をかける驚愕の“新兵器”を発見したのである。

■ついに出現した新兵器『焼酎直燗酒器・火鉢』。

いで名誉隊員が機上に装備された『ANA SKY SHOP』なる伝単誌を閲覧中に、それは実見された。この帝都上空における焼酎航空戦において、新たに戦線に投入されたのは『焼酎直燗酒器・火鉢』なる新兵器である。

極めて劣情的、扇情的(ごくっ)な表紙とは裏腹に、23頁にあるのがそれで、伝単誌全体のトーンとは打って変わった本格焼酎酒器の実戦配備はまことに驚くべきものである。

戦線に登場したこの新兵器は、黒ジョカ1基、猪口2基、それになんと直燗用の卓上火鉢1基という構成となっている。

製造工廠は、紀州備長炭専門店・銀座『掌(たなごころ)』で、火鉢本体は砂岩の削りだしによる本格的な仕様である。

本格焼酎ファンにとってはまさに“奇襲作戦”。意表を突く兵器の登場と言えよう。

「(前略)黒ぢょかは、鉄分を多く含んだ薩摩特有の土で作られ、比較的熱に強いために直燗に最適なのだ。しかしガスの直火などはもってのほか」と、いかにも戦闘意欲をそそる惹句に、伝単制作者の苦心の跡をみる思いだ。

価格は22000円。火力として最強の紀州備長炭を装備しており、飲兵衛の長時間攻撃にも耐えうる威力を備えている。じっくりと温めながらの、確実なる精密愛飲に向いた機能は、まさに本格焼酎の“ノルデン照準器”と言っていいだろう。

というわけで、帝都上空における本格焼酎連合軍航空戦力のさらなる強化は、新たな段階を迎えた焼酎航空戦の実相を見せつけたのであった。


■反撃に転じるか? 甲類震天制空隊。

さて、本格焼酎連合軍の猛爆に対して、甲類軍の迎撃体制は如何に?

帝都防空の重責を担う、調布甲類第二四四戦隊の甲類軍最年少の戦隊長・小林大誤郎少佐は、「本格焼酎連合軍の高高度侵入には、体当たりしてでも落とす!」と、闘志満々。選りすぐりの隊員で編成した専門部隊『甲類震天制空隊』を繰り出し、本格焼酎軍機を一撃必墜する意気に燃えている。


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