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2002.05.14 by 猛牛 | |||||||||||||||||||
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■極少量100ml・・・“スロー”焼酎ライフの最適アイテム。
極少量であることの、現代的意義については前稿「吟松窯・豆千代香」で述べた。 そこで豆サイズの器と共に、とても気になっていたのが豆サイズのペット、つまり試飲用「100mlペットボトル」である。これはフィールド活動などで手配りされたり、酒販店で一升瓶購入時にくれたりと、販促時に提供される物だが、これがまた可愛いんである。 なにかとハイテンションなスノッブの世界とは対極的に、家計に五月蠅い家人の苛斂誅求を逃れつつ、ちびちびちびとスローな愛飲生活を楽しまれている一般大衆的焼酎愛好家諸兄に、とびきりお勧めアイテムの登場だっ。 100mlなぞその場で一口、「ごっくん!」のわてであるが、耐へ難きを耐へ忍び難きを忍び、封を切らずに集めた3アイテムが現在手元にある。 |
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さて、この100mlペットが、今後重要なコレクターズアイテム化すると見込んでいるのは、下記の観点と、それから導き出される結果の予測からである。
1)大手蔵のような、財力を有している蔵でないと展開が困難=品種が少ない つまりは、“反希少性の権化のようなアイテムであるが故に注目を集めない”からこそ「真の希少性が高まる」・・・というパラドキシカルな、いわく皮肉な状態を呈するとわては睨んでおるのだ。 |
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■反語としての、豆サイズ。
というわけで、理屈はともかくとしても、この「100mlペット」、繰り返すがとても可愛いヤツなんである。豆千代香と並べてみると、また趣も格別。ミニなふたつが並べば、スローな焼酎ライフを実感して戴けることと思ふ。 ところで。 茶室の狭い躙り口から身体を屈めて中へと入れば、そこは一期一会の別境地、上下貴賤の差別無く、茶を喫する精神だけがそこに在る、という。茶室の一見狭苦しく矮小でいながら、しかも質素な空間とは、なんに対してのアンチテーゼだったのかにゃぁ〜。 この豆コンビを見ていると、わては、焼酎喧噪の反語的ミニアチュアに思えるのである。 |
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