「やっぱ博多はよかばい!(T_T)」
久々に博多の味に感涙のふぇり氏。
ふぇり氏の仰せで、運転手役を務めた、悲運のSさん( ̄▽ ̄;;
■“多産系家族家長”を一目見ようと空港に見物人が衆参!
ふぇり氏を見物に来た野次馬で混乱する
筑前国際空港の到着ロビー周辺
11時40分、到着ロビーにふぇり氏が現れると、おっ!とどよめきの声があがり、 一斉にカメラのストロボがまたたいたのである。中にはそのフェロモン度にあやかりたいと、体に触ろうとする善男善女たちもいたが、当日空港の依頼でターミナルビル内の配置についていた福岡県Kの騎馬K官隊に制止される一幕もあった。
■『山笠』、驚愕の臨時休業!(T_T)
さて、最初に向かうのは博多区・中華料理店『山笠』である。これはふぇり氏が
「ここの皿うどんはどこにでもあるようなもんやないとたい。麺がゴム紐のごた“びょーーーーーーーん”と伸びるったい」
と、コシのある麺とその味付けを褒めちぎっていた店だった。
「なんでやぁ〜〜(T_T)」
エアコンのアクシデントで臨時休業の『山笠』
玄関に貼ってある紙が休業のお知らせ
と、ところが、店の前まで行くと、なんと臨時休業。それも原因はエアコンの故障である。ふぇり氏の司令で前日に営業の確認をしていたSさんも唖然!。エアコンの故障など10年に一度あるか無いかの話である。
「どうすっかのぉ?( ̄▽ ̄;;」と思案顔のじみ氏に、ふぇり氏は次に予定していた「**ラーメン」へと歩を進めることにしたのだった。
■二日酔いのじみ氏の脳髄に渇を入れた『**ラーメン』
さてこのラーメン屋「**ラーメン」・・・残念だが店の名をここに書くことは出来ない。もちろんこのリポートをご覧いただいている九州の方はそんなに多くないのは先刻承知。しかし「この店、有名になって欲しない、荒らされたくないち思うっちゃねぇ(-εー;」というじみ氏の意見を受け、匿名にさせていただいた。
いや、そう思うくらいに、ここのラーメンは旨すぎたのである!!
これぞ大衆の店!
そんな感慨を呼び起こす店構えである
「営業中 いらっしゃいませ」のタイポグラフィーが素晴らしい
某テレビ番組で「ラーメン王選手権」なんてのをよくやっている。番組内で出場者が各地の“自称”博多とんこつラーメンを食べるときに、『上品な薄味で、あっさりとして良くできてます』なんぞと偉そにほざくのである。上品な薄味なもんを博多(または九州)とんこつラーメンとは言わない。
だいたいが“とんこつラーメンに薄味なんぞがあるのが大間違い”なのだ。生まれて以来とんこつに親しんだ「九州とんこつ民族主義者」にとって、薄味のとんこつということ自体が矛盾の極みなのである。
これが『**ラーメン』の大盛り
値段はなんと480円である!!
表面が透明に見えるのは脂が5mmほど膜を作っているため。
というわけで、“薄味・上品”こそは博多(九州)の大衆を捨てて全国的商いに邁進した「裏切りの味づくり」、と冷徹な判断を下す3人であるが、この『**ラーメン』には陶然となってしまったんである。
ふぇり氏は数年ぶり、じみ氏は初めての味だったが、表面に脂が膜をつくり、とんこつの出汁の香りがぶぅ〜〜〜〜〜〜〜んと漂うボトボトのスープに、正調とんこつの美しい姿を見たのである。
ところでじみ氏がもう一つ驚いたのが、ふぇり氏が入店早々「大盛りラーメンちょうだい!」と言ったことだった。通常はラーメンの麺が伸びるのがいやさに大盛りは頼まず、替え玉をして麺のコシを楽しむのが、博多のラーメン好きの流儀である。
「おや?異な事を申されるのぉ〜(一一;」とふぇり氏を見やったじみ氏であったが、「お前が言いたいことはよーわかっとるったい!(ムフフ)」と不敵な笑みのふぇり氏。・・・しかし、大盛りラーメンを食べて納得!麺が伸びないのである。ここの麺は、麺そのものに味わいがあり、しかも脂の膜のために冷めにくいスープの中にあっても、ほとんど伸びる気配さえないのである!(まじに驚いた)
(つづく)