2001/07/29

関東在住の鱧さんより、ちくわぶの起源として考えられていた京生麩からさらに進化の度合いを示して、京生麩とわぶとを結ぶミッシング・リンクとも言える食物を発見したとの報告が入った。

それは『つとぶ』と名付けられたもので、詳しいレポートは下記鱧さんのメールをご覧いただきたい。


牛様
 こんにちは。突然のメールにて失礼いたします。
 以前「ちくわぶ倶楽部」より掲示板の方に
 お邪魔させていただいた、鱧と申します。

 今回このようにメールを送らせていただくのは、
 「つとぶ」という物をご紹介したかったからです。
 貼付させていただいた写真がつとぶです。
 見にくくて申し訳ありません。
 
 つとぶとは、私の知る限り、東京日本橋にある
 弁松総本店というお店のお総菜です。
 (他のお店にもあるかも知れませんが)
 私は以前からデパートの地下食料品売り場で
 好んで買って食べていました。
 http://gnavi.joy.ne.jp/gn/jp/G322300s.htm
↑弁松総本店を紹介しているページです。

 お店に問い合わせたところ、原料は生麩とのことでした。
 しかし、感触は生麩とちくわぶの中間と言った感じです。
 生麩よりはよりもっちりしています。
 味は甘辛く煮付けてあります。このお店のお総菜は
 味が濃く甘辛で、いかにも江戸の味と言った感じです。
 
 そこで、京生麩=ちくわぶ起源説において、つとぶは
 ちくわぶと生麩をつなぐ物になるのではないかと思いました。
 ご一考下されば幸いです。
 
 つとぶに関して、すでにご存じでしたら、失礼を致しました。

             鱧

という次第なのだが。形といい“もっちり感”といい、鱧さん報告によれば、まさにちくわぶの京生麩起源説を裏付け、ちくわぶへの進化の過程を示すものと言えそうである。

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