究極のメニュー
正調九州味【ちくわぶの煮物】

BY じみ 1999/08/28


 さて、今回は関東の某研究家によってもたらされた九州では希少種のちくわぶを使って、九州の味付けで、正統とはいえ煮物に挑戦した。

「挑戦??(-。-)y-゚゚゚」と、ちくわぶと子どもの時から親しまれた関東の方は思われるであろう。しかし「水と平和とちくわぶはタダだと思っている」とイザヤ・偏打算氏に揶揄された“ちくわぶボケ”した関東系日本人の体質と違って、九州系日本人はちくわぶに対しては厳しい臨戦態勢下にある。

 いや、常に有事と言っていいであろう。

じみ氏にょぼ作の煮物

薄口醤油使用による、九州の正統派煮物。
色は薄いが、味はある。
(キャプションはこげな本舗管理部)

 というわけで、正調九州味【ちくわぶの煮物】である。

 材料はちくわぶとじゃがいも。これを酒、味醂、薄口醤油、出汁で煮込む。九州では煮物や吸い物を作る場合は薄口という、色が薄く味は変わらない醤油を使用する。これでないと、普通の醤油(九州では濃口と称す)では煮物や汁が真っ黒けになるのだ。

 酒、味醂、薄口醤油、出汁の分量は適量・・・つまり適当。目分量で味見をしながら調整する(さすが家庭料理である)。なお、“出汁”については名品の羅臼産昆布と鹿児島産本鰹の削り節を使用しじっくりと一番出汁を抽出、既製の出汁の素は一切使っていない!・・・と書いてくれ・・・にょぼからのキツイお達しがあったのでここに記しておきたい(-ー;。

 で、九州味で煮込まれたちくわぶであるが・・・味わいが関東で食べた味付けよりも深まったとはいえ、やはりあの“粉臭さ”はどうしても拭えなかったのだ。制作者であるにょぼもちくわぶを口に入れたが、粉臭さが馴染めないと言う。

 ちくわぶの九州定着への道は、九州人の口に合う味付けになってもそれを上回るぷんぷんの粉っ気、これをいかに処理するかということに極まると思えるのであるが・・・。

 しかし、その粉臭さがちくわぶ最大の個性であり、アイデンティティなのは間違いない。ワタシは、それが好きなのだ。そして、それを失って欲しくないと思っている。

 だって、“九州人の口に合うちくわぶ”なんて、つまんなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜い!(#^_^#)

 そうそう、全国に伝播した博多ラーメンが、“薄味のとんこつ”に堕落した轍を再度踏んで欲しくないとワタシは切に願っているのである。たとえ地道でも本当のファンをつくって欲しいのである。迎合してはならないのだっ!!



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